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野中美波&小林桂が優勝!『Midas Capital Omaezaki Pro QS 2000』

9月3日〜7日に静岡県御前崎市ロングビーチ、通称「坂下」で『Midas Capital Omaezaki Pro QS 2000』並びに『Midas Capital Omaezaki Pro Junior』が開催された。

期間中は前半がスモールコンディション。
後半は台風15号の通過に伴いオフになった日もあり、台風が抜けた後はハード。
ファイナルデーはサイズダウンに風の影響にも悩まされるなど目まぐるしく変化するコンディションでイベントは進行した。

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小林桂が2連覇

(小林桂)
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ファイナルデーは朝の内にムネ〜カタあった波がダウン傾向。
南西風の影響も入り、一般サーファーだと1アクションがやっとのコンディション。

メンズはディフェンディングチャンピオンの小林桂が安室丈とファイナルを争い、序盤から6ポイント台のスコアを重ねた小林桂が4ポイント台止まりだった安室丈を抑えてトータル13.00で優勝。
相性の良い静岡で2連覇を決めた。

「日本のサーファー上手くてやばいっすね。僕も120%集中して試合に挑みました!アジアリージョンは試合がたくさんあって、大会もいっぱい出れていいリズムを掴めると思って、アジアリージョンへ移行しました。ニアスでは思うような結果が得られなかったけど、日本も含めたアジア選手のレベルが高く自分のレベルも上げれて、一試合一試合が大事で、これからCS・CTを目標にまだまだこれからも頑張っていきます。御前崎はいつもサーフィンしに来ていて、どこのバンクでライディングしたらいいかを作戦組め、優勝できてよかったです。今回もスポンサー・家族・友達もサポートしてくれてありがとうございました。これからも勝てるように100%頑張ります!ありがとうございました!」

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(安室丈)
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ウィメンズは野中美波が優勝

(野中美波)
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ウィメンズは5月に浜松で開催されたQS2,000で2位に入った野中美波と今回のプロジュニアでファイナルに残った鈴木莉珠がファイナリストに選ばれた。

両者共に離れて波を待つ中、野中美波が6ポイント台を2本重ねてトータル13.17で優勝。
鈴木莉珠は2023年の日向でのQS1,000以来のファイナル進出を果たし、ランキングではアジアリージョナルの2位に浮上している。

「CSクオリファイしてないけど、来年のランキングから何戦か出れてて、次のポルトガル・ブラジルにもし出れたら出る予定でいますので、そこへ向けての自信につながったと思います。今日の試合はあまりプレッシャーを感じずに全てヒートに挑むことができ、この優勝に繋がったのかなと思います。御前崎はすごく好きなところで波もいいし、すごく楽しめたとおもいます。
CSへ来年クオリファイする事と、CSでクウォーターファイナル以上行くことが、今年の目標です。もしCSへ出れたらそこを目指し頑張ります!暑い中たくさんの方々に試合を観戦していただき、そして5日間暑い中運営してくださったスタッフの方々、ローカルの方々、ありがとうございました。この後も試合が続きますので、応援お願いいたします!」

(鈴木莉珠)
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プロジュニアは佐藤利希&佐藤季が優勝

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同時開催のプロジュニア、『Midas Capital Omaezaki Pro Junior』は台風15号接近前、大会2日目の9月4日にファイナルまで行われた。

メンズは佐藤利希、渡邉壱孔、岡野漣。インドネシアのディラン・ウィルコクセンがファイナルに残った。
渡辺壱孔はSFで大きなエアーを決めて8.00のエクセレントスコアを出していたが、ファイナルは確実にターンでスコアを出した佐藤利希が追い上げてきた渡邉壱孔、岡野漣をかわし、プロジュニア初優勝を決めた。

ウィメンズは佐藤李、松岡亜音、松野杏莉、鈴木莉珠がファイナルに残り、クロスゲームの末に佐藤李が優勝。
静波サーフスタジアムで開催されたS.ONE第2戦『さわかみ 静波サーフスタジアム PerfectSwell(R) PRO』でも優勝と地元で2連勝を決めた。

次のQSは9月16日〜21日に愛知県田原市で開催される6,000『『Billabong Tahara Pro』

『Midas Capital Omaezaki Pro QS 2000』結果
1位 小林桂(JPN)
2位 安室丈(JPN)
3位 ラファエル・コストロ(USA)、金沢呂偉(JPN)
5位 鈴木仁(JPN)、足立海世(JPN)、鈴木一歩(JPN)、ウェステン・ハースト(IDN)

ウィメンズ
1位 野中美波(JPN)
2位 鈴木莉珠(JPN)
3位 ハナ・バッカー(JPN)、池田美来(JPN)
5位 松岡亜音(JPN)、ジャスミン・スチュダー(IDN)、窪田怜(JPN)、草深心虹(JPN)

『Midas Capital Omaezaki Pro Junior』結果
1位 佐藤利希(JPN)
2位 渡邉壱孔(JPN)
3位 岡野漣(JPN)
5位 ディラン・ウィルコクセン(IDN)

ウィメンズ
1位 佐藤李(JPN)
2位 松岡亜音(JPN)
3位 松野杏莉(JPN)
5位 鈴木莉珠(JPN)

『Midas Capital Omaezaki Pro QS 2000』公式サイト
https://www.omaezakipro.com/

(黒本人志)

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