(QF進出を決めた池田美来) PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

『Phillip Island Pro』はファイナルデーを戦うベスト8が決定!

QSのアジアとオーストラリア/オセアニアリージョナルの選手にとって2026年CS出場権をかけての最後のイベントになるQS4,000『Phillip Island Pro』はプロジュニアの進行を挟んで現地時間3月3日に再開。

会場のフィリップアイランド、ケープウーラマイは公式4-6ftレンジの風の影響が入った難しいコンディション。
メンズはRound of 32とRound of 16、ウィメンズはRound of 16が進行してファイナルデーを戦うベスト8が決定した。

なお、同時開催のプロジュニアは前日にファイナルが終わり、オーシャン・ランカスター(AUS)とウィロー・ハーディ(AUS)が優勝。
日本人でプロジュニアに唯一出場していた鈴木莉珠がSFまで進み、7位になった。

(プロジュニアを制したオーシャン&ウィロー)
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確定したCS出場者

(CS出場権を獲得したクトゥ・アグース)
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最終的なランキングはイベント終了後に決定するが、WSLによるとアジアリージョナルでは、ブロンソン・メイディ、小林桂、ディラン・ウィルコクセン、クトゥ・アグース、伊東李安琉のインドネシア、日本の5名がCS出場権を獲得したと発表している。

オーストラリア/オセアニアリージョナルでは、オーストラリアのルーシー・ダラー、アイラ・ハッパッツ、チャーリー・ヘイトリー、ジギー・アロハ・マッケンジーと4名の選手がCS出場権を獲得したと発表。

アジアリージョナルのウィメンズ、オーストラリア/オセアニアリージョナルのメンズはまだ確定していない。

3名の日本人がファイナルデー進出

(池田美来)
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

日本人選手では、稲葉玲王がRound of 32を通過したが、次のRound of 16で4位敗退。
ウィメンズのRound of 16は脇田紗良、池田美来、松岡亜音の3名が勝ち上がり、QF進出を果たしている。
中でも池田美来は9.00のハイエストスコアを出して注目されていた。

アジアリージョナルのウィメンズの枠はランキングから3枠、ワイルドカード1枠の合計4枠。
ランキング5位の脇田紗良はファイナル進出でCS出場権を獲得できる。

(脇田紗良)
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(松岡亜音)
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(稲葉玲王)
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PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
(鈴木莉珠)
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熾烈な出場権争い

(ジャーヴィス・アール)
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まだ確定していないオーストラリア/オセアニアリージョナルのメンズのCS出場権は、6名の選手が4枠を争っている。

2023年のWJCチャンピオン、現在21歳のジャーヴィス・アール(AUS)は、シーズンの開始直後に負った膝の怪我から回復。
Round of 16で8.00をスコアしてトータル13.75でQF進出を決めた。

PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

「難しいコンディションの中でいくつかの波を掴み、勝ち抜くことができた。怪我をして以来、おそらくほぼ1年ぶりとなるファイナルデーだよ。再びこの舞台に立てて興奮している。クルイでの最初のイベントで2位になり、韓国で負傷。そして、最後のイベントに間に合うように戻ってきた。絶好調からどん底へ落ち、また土壇場でチャンスが巡ってきたこの状況は、なかなかドラマチックだよね。
再び競技するチャンスを得て、その枠を狙えることにただ感謝している。CS出場に関しては、それほど集中していないんだ。再びコンテストジャージを着て、サーフィンができることが素直に嬉しいだけだよ。自分の仕事をやり遂げられることを願っているけどね」

ランキング5位のハーレー・ウォルターズ、4位のデイン・ヘンリーは共にハイスコアを出してQF進出。
10位のアリスター・レジナート、7位のザビエル・ハクスタブルも勝ち上がり、まだチャンスを継続している。

一方、6位のベン・ローレントソンは、最後のヒートで敗退。
CS出場権枠はファイナルデーの他の選手の結果に委ねられることになる。

15歳のルーシー・ダラーが首位を固める

(ルーシー・ダラー)
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今シーズン、ニアスと台湾のQS6,000で優勝したNSW州サウスコースト出身の15歳、ルーシー・ダラーは3つ目の勝利に向かって進んでいる。

Round of 16のオープニングヒートでは、バックハンドでのビッグターンで7.25を出し、チャーリー・ヘイトリーと共にラウンドアップを果たした。

「超興奮しているわ。ようやくウネリが入って良かった。良いバンクがあり、いくつかの大きなセクションもある。残りのヒートも楽しみね。正直、ランキングのトップに座っているのはかなり現実離れした感じがする。私は少しの楽しみと練習のためにやっているだけ。願わくば、いくつかハイスコアを出したい。フィリップアイランドはとても美しい場所で、見るべきものが沢山あり、波も素晴らしいわ」

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(ルビー・トゥルー)
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その他、東京五輪にスケートボードのオーストラリア代表として出場したルビー・トゥルーが素晴らしいバックハンドで8ポイント台を2本重ね、トータル16.50とここまでのハイエストヒートスコアを出してQF進出を決めている。
まだ17歳の彼女は初のQSシーズンで早くも頭角を現している。

「失うものは何もなかった。サイ、ジギー、ウィローとの対戦。みんな凄かったわ。自分が何に立ち向かっているかは分かっていた。フィリップアイランドはいつも楽しいし、また1ラウンドを突破できて興奮している。今年はQS初年度で、すべてのイベントに出場した。世界の半分を旅して、ヒートを勝ち抜かなければならないといったプレッシャーを感じるのは、ちょっとした経験だわ。でも、ここフィリップアイランドで締めくくるのは良い気分よ。昨年、初めて来た時に良い結果を残せたので、今年もまたそれを再現したいと思っている」

日本とフィリップアイランドの時差は2時間。
現地時間の朝8時が日本の同日朝6時になる。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(黒本人志)

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