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マルコ・ミニョ&エリン・ブルックスが2025年CTのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得!

2025年CTの最終戦『Lexus Tahiti Pro』では、イベントチャンピオンとワールドタイトルを争うファイナル5の他、2025年CTのルーキー・オブ・ザ・イヤーが決定していた。

メンズはフランスのマルコ・ミニョ、ウィメンズはカナダのエリン・ブルックスが獲得。
若い二人がキャリアで一度しかないチャンスを手に入れた。

フランスとメキシコのルーツを持つマルコ

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五十嵐カノアと同じJSサーフボードに乗るフランスのマルコ・ミニョはメキシコ出身でフランス育ちの24歳。

2025年のメンズのCTルーキーはマルコの他、オーストラリアのジョエル・ヴォーン、ジョージ・ピッター、ブラジルのエドガー・グロッジア、ハワイのジャクソン・バンチ。
休暇中のジョン・ジョン・フローレンスのリプレイスメントとして選ばれたメキシコのアラン・クリーランドの6名だった。

ルーキー・オブ・ザ・イヤーは最終戦までもつれ込んだが、アラン・クリーランドがRound of 16でオーストラリアのイーサン・ユーイングに敗れた時点でランキング16位になったマルコのルーキー・オブ・ザ・イヤーが確定した。

「ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得できて、本当に嬉しいよ。アランとジョエルとは素晴らしい戦いになった。このツアーはレベルが非常に高いので、全力で戦うしかなかったけど、自分たちにもできると証明できたと思うよ。最終的にはアランとの一騎打ちになった。彼とは大親友なので、どちらが勝っても嬉しかったかな。学びの多い素晴らしい1年だった。これは年初に目標として書き留めていたことなので、達成できて本当に嬉しい。気持ちを切り替えて、2026年に備えるよ」

(ガブリエルインスパイアのプルアウトを見せたマルコ・ミニョ) PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

ゴールデンルーキーのエリン

PHOTO: © WSL/Brent Bielmann

2025年のウィメンズサイドのルーキーは、カリフォルニアのベラ・ケンワーズィ、タヒチのヴァヒネ・フィエロ。
そして、カナダのエリン・ブルックスの3名だった。

エリンは2024年にワイルドカードで出場したフィジー戦でタティアナを倒して優勝という快挙を達成。
鳴り物入りで2025年にCTデビューを果たし、ポルトガル、ゴールドコースト、ブラジルで3位に入った。
ミッドシーズンカットは危うかったが、ゴールドコーストでステファニー・ギルモアを相手にトータル17.76のヒートスコアを出し、最終戦のタヒチでは、類まれな才能でバレルをメイクしてQFでは8.83のエクセレントスコアを出すなど天才ぶりを発揮するいくつかの場面があり、最終的にランキング8位となり、18歳にしてルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。

ケイトリン・シマーズ、ステファニー・ギルモア、カリッサ・ムーアなどと肩を並べることになった彼女だが、これはこれから長く続くキャリアの出発点に過ぎない。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(黒本人志)

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