PHOTO: © WSL/Tommy Pierucki

真夏の祭典『Lexus US Open of Surfing』が今夜から開幕!

真夏の祭典『Lexus US Open of Surfing』がカリフォルニアのハンティントンビーチで現地時間7月26日から開幕!

LT(ロングボードツアー)の第1戦からスタートしてCS第3戦が8月3日にファイナルデイを迎える予定。
期間中はサーフィンコンテストを軸にライブやファン向けのイベントが多数行われる。

ファーストコールは現地時間7月26日7時30分(日本時間同日23時30分)になる。

2連覇を狙う二人

(レイチェル・ティリー) PHOTO: © WSL/Tommy Pierucki

例年よりスケジュールをずらしてパリ五輪後に行われた昨年はテイラー・ジェンセン(USA)とレイチェル・ティリー(USA)が優勝。
田岡なつみが3位に入っていた。

テイラーとレイチェルはカリフォルニアでの勢いをそのままにワールドタイトルも獲得。
レイチェルは南カリフォルニアのロングボードコミュニティに大きな影響を与え、多くの人々に感動を与えたグレッチェン・ハリスに勝利を捧げていた。

「この大会は、南カリフォルニアがホームの私にとって特別な存在なんだ。アマチュア時代の大会も沢山出てきたし、学生の頃にUSオープンを見に行って、プロサーファーたちに圧倒されたのを今でも覚えているわ。ワールドタイトル以外でどうしても勝ちたかったイベントがこのUSオープンで、同じ年に両方を達成できたのは本当に信じられない気持ちだった。現ワールドチャンピオンとしてツアーに戻ってくるのは久しぶりで、USオープンから始まるのもまた特別よ。地元だし、家族も応援に来てくれる。だからこそ、昨年優勝していなかったら感じないようなプレッシャーもある。でも、プレッシャーは光栄なこと。去年は本当に素晴らしい年だった。開幕戦はみんな少し緊張するものよね。ツアーに新しい顔ぶれも加わって、誰がどんなふうにスタートを切るのか分からない部分もある。私は、もう一度自分のリズムを見つけるのを楽しみにしている」
レイチェル・ティリー

「このイベントは本当に最高なんだ。まるで円形劇場のような会場構成で、ファンの声援の中でサーフィンできる雰囲気がたまらなく良い。ロングボードツアーの他の大会では、なかなかこういった環境はない。だからこの大会は、露出の面でも特別な存在。ファンの声援が聞こえる中でのサーフィンは、本当に格別な体験だよ。去年はいい精神状態とリズムを保ちながらシーズンを過ごせたので、今年もそれを再現できたらいいね。物事が自分の思い通りに運ぶとは限らないけれど、自分でコントロールできる部分に集中して、あとは運命に委ねたいと思う」
テイラー・ジェンセン

(テイラー・ジェンセン) PHOTO: © WSL/Pat Nolan

CSイベントの注目選手

(サリー・フィッツギボンズ) PHOTO: © WSL/Emma Sharon

LTのウェイティングピリオドは7月30日。
その日程に重なるように開催されるCS第3戦はCTクオリファイをかけての前半戦のクライマックスとなる。

ディフェンディングチャンピオンはサリー・フィッツギボンズ(AUS)とアラン・クリーランド(MEX)で、サリーは史上初の3xを目指している。
アランはミッドシーズンカットをクリアしたものの、タヒチでのCT最終戦を前にタイトル防衛をかけて戦う。

(アラン・クリーランド) PHOTO: © WSL/Pat Nolan

CSカレントリーダーのジェイコブ・ウィルコックス(AUS)、フランシスカ・ヴェセルコ(POR)はもちろん、カリフォルニア勢では、ノーラン・ラポザ(USA)、ケイド・マトソン(USA)、リーバイ・スロースン(USA)、キラ・ピンカートン(USA)、アリッサ・スペンサー(USA)などが出場予定。

元CT選手のジュリアン・ウィルソン(AUS)、コロへ・アンディーノ(USA)がワイルドカードとして出場する。

15歳のイーデン・ワラ(USA)、ロングとショートの両刀で黒人サーファーのジュリアン・ウィリアムズ(USA)といった注目の若手の活躍も見逃せない。

期間中はイベント満載

PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

集客力ではCTを上回るUSオープン。
今年も数々のイベントが用意されている。

「Lexusハウス」では、プレミアムな観戦エリアに加え、Lexus Culinary Mastersが監修した軽食、CTサーファーのグリフィン・コラピント(USA)によるサイン会などが行われる。

「NO CAP! モトショー」では、フリースタイルモトクロス界のレジェンドでXゲームズ16個のメダルを誇るジャリッド・マクニールと仲間たちが、NO CAP! ソーダポップの提供で、豪快なライディングを披露。

21歳以上の観客向けには、ビーチバーで冷たいビールやカクテルを片手に、サーフィン観戦を楽しめるスペースも用意されている。

締めくくりには、「Sundown Sets」として、オレンジカウンティ出身のレゲエロック/ポップバンド、Common Kingsがライブパフォーマンスを披露。
他にもイベント期間中は多くのライブが予定されている。

7月27日(日)には「レゲエ・サンデー」と題し、Capital Dub、Lively Up、Casey Smilesが登場。
さらに週の後半には、Chevy Metal / The Alive、Yolanda Be Cool、Yachty by Natureらもステージを盛り上げる。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(黒本人志)

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