F+(エフプラス)
コンディションの整ったJベイのファイナルデー、話題総取りの活躍はコナー・オレアリー。CT2度目のファイナルで初優勝、セミでは初の10点満点のオマケつき。
あの10ポイントライドは現在のバックハンドサーフィンにおける世界最高峰のパフォーマンスだったと思う。まぁ、コナーの前のフィリッペのちょっとカバーした感じのダブルバレルに8点出しちゃったから、もうあれは10点しかないよね。ミドルセクションのバレルから出てきて当てた時点で10点、スケールがまだあるならそのあとの分入れて15点でもよかったかも(笑)。

もう本当にサーフィンは体格の時代だな、と改めて思った。何しろコナーの足腰と来たら、ツアーイチぶっといかもと思うから。ここ数年でまた大きくなっていると思う。
コナー、コール・ハウシュマンド、ジョーディ・スミスらの、あのパワフルに深くえぐるリップは、大きな体格と強靭な脚力がないとできないわけで、あれやられちゃうとさすがのヤゴ・ドラですら、なんか当たりが薄い感じがしちゃってエクセレントが出にくくなってしまった感じだった。まぁ、ファイナルに関しては最後までヤゴは攻め切れていなかったちぐはぐ感があったけど、飛び無しのパワフルビッグハック勝負となると、厳しかったかな。ヤゴも決して小さいわけではないんだけどね。

ライトオンリーのJベイでバックハンド同士のファイナルってレアかなぁ、と思う。Jベイで優勝したグーフィーフッターはオッキー、ガブ、コナーと3人しかいないし。

そして女子も体格に恵まれたふたり、モーリー・ピックラムとガブリエラ・ブライヤン。世界のトップ2の戦いで、今回はガブリエラ。
リチャード”ドッグ“マーシュコーチ、男女優勝の完全制覇、チームのほかのふたり、レオナルド・フィオラヴァンティとタイラー・ライトも共に5位と、これ以上望めない結果だ。稼いだな、スーパーコーチ(笑)。
さて残すはタヒチのみ。まぁ、タヒチにイエロージャージで行ってワイルドカード爆弾食らうぐらいなら、なまじイエローじゃないほうがいいかなぁ、とマジで思うので、ジョーディちょっとラッキーだったかも。
すでにワイルドカードが決まってるわけではないけど、カウリ・ヴァーストとかイヤでしょ、あそこで当たるの。まぁ、ヤゴに関してはけっこうリードも大きいので取りこぼしはあまり影響はないかもしれないけど。
イタロ、イーサンはもう取りこぼせない。6位のグリフィンはイーサンと720ポイント差で、イーサンが17位とかでこのままリードを伸ばせずに、グリフィンが9位になると入れ替わる計算。イタロも同様。
女子のほうもヴァヒネ・フィエロとか来るんだろうから、できればそこ避けたいけど、モーリーのリードも大きいので、こちらも取りこぼしは大丈夫そう。ただ、ガブリエラが3位になると順位が入れ替わるので、できればセミ以上に行ってリードを伸ばしたいところ。今シーズンのモーリーはコンスタントに5位以上で、3位以上取らないとトータルポイントは変わらない。
パリ五輪のゴールドメダリスト、キャロライン・マークスが僅差で6位につけていて、ファイナルファイブ入りを狙っている。イザベラ・ニコルス、ベティルー・サクラ・ジョンソンは要注意だ。