Image: Nathan Florence(YouTube)

フローレンスとRed Bullが初のコラボ!?

ジョン・ジョン・フローレンスの弟、ネイザン・フローレンスがRed Bullのチームに加入!

同じハワイアンでフリーサーファーとして世界トップを誇るJOBことジェイミー・オブライエン、カイ・レニー、イアン・ウォルシュがネイザンにRed Bullチームの証であるキャップを届ける映像がRed BullのInstagramで公開された。

via Red Bull Surfing instagram

Red Bullが翼を授ける

2019年にタスマニア島のケープフィアで開催されたRed Bull主催の招待制イベント『Red Bull Cape Fear』で優勝したネイザンはRed Bullに直談判したこともあるが、望むような返答は得られなかった。
その後、兄のジョン・ジョンが立ち上げたフローレンスの看板ライダーとしてケープフィアのようなスラブ波を極め、YouTubeのチャンネル登録数も50万人以上に膨れ上がり、そこからの収入が遠征費の補助になっていた。

今回、エクストリームスポーツの代表格と言えるRed Bullと契約したことで、ネイザンの活動の幅は確実に広がる。

サラリーやサーフトリップの遠征費はもちろん、アスリート用の施設の利用や身体のケア。
Red Bullらしい桁外れのビッグプロジェクトもアイディア次第では可能なほどサポートの範囲が広がる。

波次第で世界中を旅するネイザンにとって、まさに自由に飛べる翼を授かったようなものだ。

また、ネイザンが被るRed Bullのキャップにはサイドにフローレンスのロゴが入る。
これはリアルなアウトドアブランドを目指しているフローレンスとのコラボ第一弾であり、これからの展開にも期待がかかる一歩となる。

(ビッグウェーバーとしては兄と並ぶ存在になっている。カイ・レニーとの2in1バレル@JAWS)
PHOTO: © WSL

この3〜4年、本当にできる限り多くの旅に出て、できるだけ多くの波を追い、可能な限りお金も使ってきた。そしてYouTubeを築き上げてきた。みんなもその旅の一部だったよ。自分が見つけられる限りのクレイジーな波にチャージして、僻地にも行って、ソロでとんでもない波に挑んだりもした。本当に信じられないような経験だった。

その結果、エクストリームアクションスポーツの歴史の中でも最大級のブランドの注目を集めることができた。そして今日、レッドブルと僕がパートナーになったことを発表できるなんて、これ以上ないくらい興奮してる。スラブツアーに翼が生えたんだ。フローレンス・マリーンXとレッドブルのコラボキャップも完成した。

このパートナーシップには心からワクワクしてる。レッドブルはスポーツの世界で“ビッグアイデアを現実にする”存在として知られてるし、彼らのチャンネルをフォローしてきた人なら分かると思うけど、これまでにもあり得ないようなことを実現してきた。アスリートに対するサポート体制も桁外れだし、ビッグプロジェクトに取り組むためのリソースもすごい。だから今やってることに、これからレッドブルのリソースを加えられるって考えるだけで、次に行く旅のことを想像してめちゃくちゃ燃えてる。

この旅をここまで導いてくれたのは、何よりもみんなのおかげだ。僕のパートナーやスポンサーにはもちろん感謝してるけど、YouTubeを観てくれる人たち、インスタをフォローしてくれる人たち、サーフカルチャーを支えてくれるファンのみんなの存在があったからこそ、このチャンスをつかむことができた。

ついにこのキャップを手に入れて、レッドブルが実現できるクレイジーなアイデアにアクセスできるようになった。レッドブルって、普通は「将来有望な若手」をサポートして、その成長を一緒に歩んでいくブランドなんだ。だから既にある程度キャリアを築いた僕が加わるのは、ちょっと特別なケースだと思う。そしてその背景には、ここ数年で築いてきたスラブツアーの存在が大きい。

さらにすごいのは、これでフローレンスというブランドをいろんなスポーツの世界に広められるかもしれないこと。レッドブルは世界中で信じられないほどのリーチを持っていて、ほとんどすべてのエクストリームスポーツ分野にアスリートがいる。だから将来的に、そのコンテンツの中でフローレンスが映し出されるのを見たり、他のエクストリームアスリートとコラボして水の中に連れて行ったり、逆に僕が彼らのフィールドに入ったりすることもできるんだ。それもめちゃくちゃ楽しみだよ。

すでに大きなプロジェクトが動き始めてる。スラブツアーは続くけど、今度は翼を得てさらに広がっていく。みんな本当にありがとう。サポートに感謝してるし、これからが本当に楽しみだ。ボードに貼ったステッカーも最高にカッコいいだろ?

ここまでの数年間を振り返りつつ、これから数年間でこのパートナーシップとリソースがどこまで自分を連れていってくれるのか、その可能性を考えるとワクワクが止まらない。もっと過酷な環境で新しい波を探し、フローレンスのギアとレッドブルのパワーを組み合わせて挑戦していく。

さあ、行こう!”

(染谷たかし)

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