(初のCTヒートに勝利したデイン・ヘンリー) PHOTO: © WSL/Ed Sloane

ワイルドカードとローカルが活躍!『Rip Curl Pro Bells Beach』開幕!

今年で50周年を迎えるワールドツアーの開幕戦『Rip Curl Pro Bells Beach』が現地時間4月3日にスタート!

初日は公式4-5ftレンジのベルズ・ボウルズで過去のワールドチャンピオンによるエクスプレッション・セッションとロングボードの現ワールドチャンピオン、レイチェル・ティリー(USA)とカイ・エリス=フリント(AUS)によるセッションが行われた後、夕方にメンズのR1の4ヒートのみが進行した。

WSL50 Expression Sessions

(メンズ5名とウィメンズ11名による「WSL50 Expression Sessions」)
PHOTO: © WSL/Cait Miers
(ケリー・スレーター)
PHOTO: © WSL/Ed Sloane
PHOTO: © WSL/Ed Sloane
(見事にクロスしたケリーとイタロ)
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(レイン・ビーチェリー)
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(ステフとレイン)
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(オッキー)
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(ロングボードの現ワールドチャンピオン、カイ&レイチェル)
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(カイ・エリス=フリント)
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(レイチェル・ティリー)
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念願のデビュー戦を飾ったマテウス・ハーディ

(マテウス・ハーディ)
PHOTO: © WSL/Ed Sloane

風の影響が入り、本来の美しいラインナップとはかけ離れたベルズ・ボウルズで静かに幕を開けた初日。

多くのフォーマット変更の一つ、敗者復活戦がないR1はマンオンマンでローシードとワイルドカードの選手のカードが4つ並んだ。

最初のヒートでは2018年のワールドジュニアでの優勝から約7年。
25歳で念願のCTデビューを果たしたブラジルのマテウス・ハーディが返り咲き組のリアム・オブライエン(AUS)とのクロスゲームを制してラウンドアップを決めた。

「最高の気分さ。ワクワクしている。本当にハッピーだよ。とにかく最高過ぎて言葉が出ないね。以前から、自分はここにいるべき人間だと感じていたんだ。物事の明るい面を見るようにしている。今日試合をやりたいかと聞かれた時、『ジェットスキーもあるし、ジャグジーもある、必要なものは全部揃ってるじゃないか』って答えたよ。どんな状況でも本当に幸せなんだ。波は凄く良かった。CTにとってはベストな日じゃないかもしれないけど、CSだったら究極のファイナルデーになるようなコンディションだね。リアムは本当に良い友人だし、素晴らしいサーファー。彼の映像は全部チェックしている。めちゃくちゃ上手いサーファーさ。まあ、ツアーにいる全員が凄いんだけど。次はヤゴとのヒートみたいだね」

PHOTO: © WSL/Cait Miers

ヒート序盤に3ターンコンボで7.10をスコアして主導権を握ったマテウス。
リアムも6.07、7.17とスコアを伸ばしたが、最後の波で6.63を出したマテウスがこのヒートを制していた。

次は親友でもある同じブラジリアンの現ワールドチャンピオン、ヤゴ・ドラとのカードになる。

また、H3では同じルーキーのルーク・トンプソン(RSA)がワイルドカードを辞退したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)の枠に入ったモロッコのラムジ・ブキアムを抑えてR2行きを決めている。

(ルーキーのルーク・トンプソン)
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期待に応えたデイン・ヘンリー

(デイン・ヘンリー)
PHOTO: © WSL/Cait Miers

4ヒートの内、2ヒートに入ったワイルドカードが圧勝して会場を盛り上げていた。

まず、イベントの2ヶ月前に異例の早さでワイルドカード枠を獲得したデイン・ヘンリーがルーキーのオスカー・ベリーとのオージー対決を制した。
デインは初日のハイエストとなる7.83をスコア。5.83のバックアップを重ね、3ポイント台止まりだったオスカーを倒して次はグリフィン・コラピント(USA)と対戦する。

PHOTO: © WSL/Ed Sloane
(ルーキーのオスカーは初戦敗退…)
PHOTO: © WSL/Ed Sloane

「いつだって目標は優勝することだし、ただ経験を積むためだけに大会に出てるわけじゃないよ。ここは本当に居心地が良い。いつか自分がここに定着するんだって分かってる。この環境にいるだけで凄い刺激になるし、メンタルを新しいレベルに引き上げてくれるね。実際そうなったと思うよ。今は本当にワクワクしてるし、リラックスできてる。全部が新鮮さ。普段のQSではこんなに注目されることはないので、最高な気分だよ。今週、自分の人生における仕事が何なのか、ここに来たら何を経験するのかを実感できた。一分一秒が楽しくて仕方ないし、このまま突き進みたいね」

WJCで優勝し、ISAでは2階級制覇を成し遂げ、「Rip Curl」が現在最も推しているサーファー、デイン。
かつてミック・ファニングがワイルドカードでCT優勝をしたように、ただの一人のワイルドカードではなく、並々ならぬ期待がかかっている。

ジャイアントキラーのザビエルが今年も活躍

(ザビエル・ハクスタブル)
PHOTO: © WSL/Ed Sloane

もう一人のワイルドカードはトライアルで優勝したローカルのザビエル・ハクスタブル。

ザビエルは2019年にリプレイスメントで初めてベルズ戦に出場した後、2023年、2025年にワイルドカードで出場して共に9位になっている。
2023年はジャック・ロビンソン(AUS)、2025年はイタロ・フェレイラ(BRA)を倒したジャイアントキラーでもある。

今年、最初の餌食になったのは、返り咲き組でベルズ戦で2位の経験もあるカラム・ロブソン(AUS)で、6ポイント台を2本まとめたザビエルに出鼻をくじかれてしまった。

(地元の熱狂的な応援団)
PHOTO: © WSL/Cait Miers
PHOTO: © WSL/Ed Sloane

「一年の内で、この時期は本当に特別なんだ。ここで育って、ずっと大会を見てきた僕が、今こうして出場できている。僕だけじゃなく、町のみんなにとっても特別な時間だよ。みんながここで叫んで応援してくれるのは、なんだかトーキーのパブにいるみたいな気分だった。本当に楽しかったし、最高だったね。こういう大会に出ると、短期間で本当に多くのことを学べるんだ。地元出身ということで運良く何度かワイルドカードをもらえたけど、そこで得た経験はCTだけじゃなく、QSやCSのヒートでも活きている。だから、今回はそれをしっかり形にしようと思っているよ」

ザビエルの次の対戦相手はイタロ。
今年もザビエルが勝つのか?それともイタロが昨年のリベンジを果たすのか?
注目のカードになる。

ネクストコールは現地時間4月4日の朝7時20分(日本時間同日朝5時20分)

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Round One Results
HEAT 1: Mateus Herdy (BRA) 13.80 DEF. Liam O’Brien (AUS) 13.24
HEAT 2: Dane Henry (AUS) 13.66 DEF. Oscar Berry (AUS) 6.30
HEAT 3: Luke Thompson (RSA) 14.67 DEF. Ramzi Boukhiam (MAR) 12.00
HEAT 4: Xavier Huxtable (AUS) 12.94 DEF. Callum Robson (AUS) 10.27

Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Round Two Matchups
HEAT 1: Miguel Pupo (BRA) vs. Joel Vaughan (AUS)
HEAT 2: Ethan Ewing (AUS) vs. George Pittar (AUS)
HEAT 3: Jordy Smith (RSA) vs. Luke Thompson (RSA)
HEAT 4: Barron Mamiya (HAW) vs. Seth Moniz (HAW)
HEAT 5: Jake Marshall (USA) vs. Joao Chianca (BRA)
HEAT 6: Griffin Colapinto (USA) vs. Dane Henry (AUS)
HEAT 7: Cole Houshmand (USA) vs. Alejo Muniz (BRA)
HEAT 8: Kanoa Igarashi (JPN) vs. Morgan Cibilic (AUS)
HEAT 9: Yago Dora (BRA) vs. Mateus Herdy (BRA)
HEAT 10: Crosby Colapinto (USA) vs. Marco Mignot (FRA)
HEAT 11: Leonardo Fioravanti (ITA) vs. Kauli Vaast (FRA)
HEAT 12: Filipe Toledo (BRA) vs. Eli Hanneman (HAW)
HEAT 13: Italo Ferreira (BRA) vs. Xavier Huxtable (AUS)
HEAT 14: Gabriel Medina (BRA) vs. Alan Cleland (MEX)
HEAT 15: Connor O’Leary (JPN) vs. Rio Waida (INA)
HEAT 16: Jack Robinson (AUS) vs. Samuel Pupo (BRA)

Rip Curl Pro Bells Beach Women’s Round One Matchups
HEAT 1: Yolanda Hopkins (POR) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
HEAT 2: Tya Zebrowski (FRA) vs. Alyssa Spencer (USA)
HEAT 3: Brisa Hennessy (CRC) vs. Francisca Veselko (POR)
HEAT 4: Bella Kenworthy (USA) vs. Nadia Erostarbe (ESP)
HEAT 5: Vahine Fierro (FRA) vs. Anat Lelior (ISR)
HEAT 6: Sawyer Lindblad (USA) vs. Carissa Moore (HAW)
HEAT 7: Luana Silva (BRA) vs. Stephanie Gilmore (AUS)
HEAT 8: Lakey Peterson (USA) vs. Ellie Harrison (AUS)

(黒本人志)

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