五十嵐カノアも出場した『Quiksilver Festival』はレオ&ジークが優勝!

今年で3回目を迎えるフランス南西部・ホセゴーを舞台とした『Quiksilver Festival』

2019年までCT会場だったこのブレイクに再び世界のトップ選手が帰ってきたことで、バカンスシーズンが終わったのにも関わらず、活気に満ちていた。

今年のテーマは「ベストコンボ」

『Quiksilver Festival』は個人ではなく、二人一組のチーム戦。

コンディション次第でテーマを決めるフォーマットで、今年はライト・レフト共にある完璧な波を見てコンテストディレクターのミッキー・ピーコンは「ベストコンボ」と決定。
つまり、単調なターンの連続ではなく、技のバラエティがハイスコアの鍵となった。

マイキー・ライトとヒューイ・ヴォーンがMCとして盛り上げる中、スカイ・ブラウン、ココ・ホーが素晴らしいターンで会場を盛り上げ、エイドリアン・バッカンが二日酔いに負けず、ホセゴーらしいロングバレルをバックハンドでメイクした。

「ベストコンボ」で全てのラウンドが終わった後、最終ラウンドは「ベストターン」に変更された。

ここでは昨年の『Stab High Japan』で優勝したエイトン・オズボーンがストレート・スラブをメイクしてハイスコアを出し、チームメイトのマイキー・ライトを喜ばせた。

また、2023年の初回で10ポイントを出していたマーク・ラコマーは目が覚めるような強烈なブローテール・レイバック。ノア・ベッシェンがフロントサイド・ストレート・グラブでハイスコアを出していた。

一方、エイドリアン・バッカンはチームメイトのマット・ウィルキンソンが本領を発揮できずに岸で気を揉み、優勝を逃した。

優勝はレオナルド・フィオラヴァンティ&エゼキエル・ラウ

「ベストターン」での最終ラウンドを制したのは結婚式を挙げたばかりのレオナルド・フィオラヴァンティと元CT選手のジークことエゼキエル・ラウ。

2023年にミシェル・ボウレズと共に優勝したジェレミー・フローレスが地元の大観衆の前で長いバレルをメイクしたが、ジークがスタンドアップチューブでハイスコアを返し、初日からのトップの座を守り切った。

ちなみに五十嵐カノアは日本からフランスに飛び、コンテスト前のファンミーティングから参加。
エアーリバース、チョップホップなどで観客を沸かせていた。

次は現在ポルトガルで開催中のCSに出場するので、要チェックだろう。

(染谷たかし)

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