Photo: ISA/Pablo Franco

『2025 ISA World Surfing Games』開幕!

現地時間9月5日、61カ国・地域から過去最多となる297名の選手が参加するエルサルバドルを舞台とした『2025 ISA World Surfing Games』が開幕!

この日は華やかなオープニングセレモニーが行われていた。

東京五輪、パリ五輪。そして2028年に開催されるロス五輪とサーフィンが3度目のオリンピックサイクルに向けて動き出す中、会場には期待と興奮が満ち溢れていた。

Photo: ISA/Pablo Franco

オープニングセレモニーには22人のオリンピアンが参加。

その他、WSG史上最も多くの勝利を収めているISAの女王、4つも金メダルを持つオーストラリアのサリー・フィッツギボンズを始め、2度も金メダルを獲得したアルゼンチンのレアンドロ・ウスナ。
デイン・ヘンリー(AUS)、レイチェル・プレスティー(GER)、ノア・クラップ(GER)、そしてイグナシオ・グンデセン(ARG)と4人のISAワールドジュニアチャンピオンも参加。
昨年のU18ボーイズを制したデインは今回がWSG初出場となる。

Photo: ISA/Pablo Jimenez
Photo: ISA/Sean Evans

各国から持ち寄ったビーチの砂を一つの容器に注ぎ、サーフィンを通じての世界平和を願う「サンズ・オブ・ザ・ワールド」も行われ、日本代表は都築虹帆が笑顔で日本の砂を注ぎ、西慶司郎が国旗を持った。
また、初出場のアンゴラとバヌアツの2か国も初めてWSGで砂を注ぎ、国旗を掲げた。

西アフリカのアンゴラは、ISAの20の加盟国の一つとして、今回がISA競技会への初出場。
太平洋の島国であるバヌアツは、今年初めにフィジーで開催されたISAユース育成プログラムに参加した後、ISAの大会に復帰した。

フェルナンド・アギーレ氏のメッセージ

チームの皆さん、選手たち、そしてISAファミリーの皆さん。
2025年サーフシティ・エルサルバドルISAワールドサーフィンゲームズに心から歓迎します。
この大会は、エルサルバドルで開催される12回目のISA世界選手権であり、3回目のワールドサーフィンゲームズです。
ナイブ・ブケレ大統領とモレナ・バルデス観光大臣に感謝申し上げます。

この大会の最終チームランキングは、次回のワールドサーフィンゲームズのシード順となります。
次回の大会は、2028年ロサンゼルスオリンピックの3つのワールドサーフィンゲームズ予選のうちの最初の大会となります。

オリンピックのサーフィンは、サーフィンの世界を永遠に変えました。2020年の東京大会、そして2024年パリ大会のタヒチの素晴らしい波以来、このスポーツは何百万もの人々に届き、世界中で新世代のサーファーたちを鼓舞してきました。

私たち、世界中のすべてのサーファー、すべての119の連盟がISAなのです。
私たちは世界選手権だけでなく、このスポーツを発展させるという使命も持っています。
ISAが認定したサーフィン指導者は18,000人、審査員は5,000人以上、パラサーフィンのコーチは500人います。

皆さんの健闘を祈ります。メダルを持って帰る人はごく一部でしょうが、皆さんは全員がチャンピオンです。なぜなら、サーフィンへの愛、この大会への愛のために、自国を代表してここにいるからです。
この誇りを一生涯持ち続けてください。
これらのワールドサーフィンゲームズで競い合うことは最高の栄誉です。なぜなら、私たちはサーフィンの国連だからです。

コンテストは現地時間9月6日朝7時30分(日本の同日22時30分)より開始。
ラ・ボカナでメンズR1、エル・スンザルでウィメンズR1が行われる。

ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/

(黒本人志)

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