PHOTO: © WSL/Tony Heff

【WSLアップデート】CSにパイプラインを含む2大会が追加!

6月2日から始まったCS初戦『Burton Automotive Newcastle』に併せ、WSLは今シーズンのCSに2大会を追加すると発表。
QSと同じく年跨ぎとなり、2026年1月にパイプライン、2026年3月に初戦と同じ会場のニューキャッスルが追加となった。

ノースショアがCSのイベントになるのは、2022年のハレイワ以来。
5月頭には2026年のCTのスケジュールも大幅に変更され、パイプラインが最終戦に復活すると発表。

パイプラインは、サーフィン文化および競技の中で最も重要な波の一つであり、歴史的瞬間の舞台となってた。
この波がCSのスケジュールに加わることで、次世代のCTサーファーたちが、世界で最も完璧で苛烈な波の一つで競う経験を積み、ツアー本戦への準備がより実践的になる。

(数々の歴史的瞬間の舞台になってきたパイプライン)
PHOTO: © WSL/Brent Bielmann

「WSLはパイプラインとニューキャッスルが今季チャレンジャーシリーズのラスト2戦となることを発表できて非常に嬉しい。パイプラインは究極の試練の場であり、世界で最も完璧かつチャレンジングな波のひとつだよ。次世代のCTサーファーがあの波で競うチャンスを得るのは、チャレンジャーシリーズにとって大きな前進であり、ファンにとっても数カ月のうちにパイプで2大会観られるのは非常にエキサイティングなことさ。そして、象徴的なニューキャッスルの『SURFEST』でシーズンを締めくくり、CT出場者が決定するというのは素晴らしいことだね。サーフィンの歴史に深く根ざした大会で、町全体が盛り上がるだろう。ミアウェザーの数千人の観衆の前で、CSサーファーたちが夢を叶える瞬間を見るのは感動的でしょう」
WSLシニアツアーマネージャー・トラビス・ロギー

2026年には伝統あるニューキャッスルの『SURFEST』が40周年を迎え、世界でも最も長く続くプロサーフィン大会の一つとしての地位を確固たるものにする。

オーストラリアでも屈指の情熱と才能を持つサーフタウンから生まれたこの大会は、ケリー・スレーター、ステファニー・ギルモア、トム・カレン、レイン・ビーチェリー、ミック・ファニング、フリーダ・ザンバ、マーク・オクルーポなど、サーフィン界のビッグネームたちが制してきた。

2026年CT出場者が全て決まるのに、まさにふさわしい舞台と言えるだろう。

ニューキャッスルでのイベントはCSとCTの新しいフォーマット変更、シーズン構成に移行する2025-2026シーズン限りの特別措置として2回開催され、開幕戦と最終戦の両方で使用される。

(WSLイベント以外の催しもあり、毎年多くの観客が集まる『SURFEST』)
PHOTO: © WSL/Thomas Bennett

なお、CTクオリファイはメンズが上位10名、ウィメンズが上位7名。
7戦中のベスト5の成績がランキングに反映される。

7つのQSリージョナルからCSに昇格する形式は継続される。

2025-26 追加後のCSスケジュール

【2025年】
▪️6月2日〜6月8日
ニューキャッスル,オーストラリア・NSW州
▪️6月30日〜7月6日
バリート,南アフリカ
▪️7月29日〜8月3日
ハンティントンビーチ,カリフォルニア
▪️9月29日〜10月5日
エリセイラ,ポルトガル
▪️10月11日〜10月19日
サクアレマ,ブラジル
【2026年】
▪️1月28日〜2月8日
ハワイ・パイプライン
▪️3月8日〜3月15日
ニューキャッスル,オーストラリア・NSW州

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(黒本人志)

この記事に 関連するタグ

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。