公益社団法人日本サーフィン連盟(NSA)は10月20日、連盟が目指す姿や大切にする価値観を示した「NSA憲章」と、その理念を具体的な行動につなげるための「NSA行動規範」を制定したことを発表した。
サーフィンを単なる競技ではなく、海と向き合い、人と人をつなぐ文化として捉え、自然への敬意や文化の継承、公平性、多様性の尊重などを基本理念に掲げている。
両文書は2026年9月9日の理事会決議を経て、同日から施行されている。
NSA憲章とは? 制定の目的と経緯
今回制定された「NSA憲章」は、日本サーフィン連盟が組織として目指す方向性や、活動の根幹となる価値観を明文化したもの。
サーフィンを通じて安全で公正な競技環境を整備するとともに、海洋文化の振興や人と自然の共生を促し、健全で持続可能な社会の実現に寄与することを使命としている。
また、年齢や性別、地域、経験、障がいの有無にかかわらず、すべての人に開かれた連盟であることを宣言。競技スポーツとしての発展だけでなく、サーフィンが持つ文化的・社会的な価値も重視する姿勢を示している。
制定にあたっては、NSA総務委員会が草案を作成。2026年7月17日から2週間にわたるパブリックコメントの実施や、顧問弁護士による確認を経て、9月9日の理事会で承認された。
5つの価値原則と行動規範
NSA憲章では、組織が大切にする価値原則として、以下の5つを掲げている。
- 共鳴(Resonance): 自然と向き合い、海から学び、海とともに生きる心を大切にする
- 挑戦(Challenge): 変化を恐れず、自らの限界と可能性に挑み続ける
- 継承(Legacy): 先人が築いた文化と精神を受け継ぎ、次世代へつないでいく
- 誠実(Integrity): 公平性、透明性、倫理性を重んじ、社会から信頼される組織運営を行う
- 共創(Co-Creation): 地域社会及び多様な団体と連携し、サーフィンを通じた新たな価値を共に創る
さらに、こうした理念を日々の活動の中で実践するために制定されたのが「NSA行動規範」だ。
役員・職員をはじめ、加盟者、選手、指導者、支部関係者など、NSAに関わるすべての人を対象に、公平で透明性のある組織運営やフェアプレー、ハラスメントの防止、安全への配慮、地域社会との協働などを定めている。
また、行動規範に違反する行為はNSA倫理委員会の調査対象となり、処分については倫理規程などの関連規程に従うことも明記された。
NSAでは今後、両文書を公式サイトで公開するとともに、各支部や関係者への周知を進め、それぞれの活動の中で実践していくとしている。
「NSA憲章」、「NSA行動規範」の全文は、日本サーフィン連盟オフィシャルサイトより
https://www.nsa-surf.org/news/detail/973













