ポルトガルのエリセイラ、ライトのポイントブレイク「リベイラ・ディルハス」で開催中のCS第4戦『EDP Ericeira Pro』は1日のレイデイを経て現地時間10月11日の11時にウィメンズRound of 32の残りヒートから再開。
潮待ちを挟み、メンズRound of 32の8ヒート中、5ヒートまで進行した。
今イベントは前半に2ヒートのみ進行の日が2日間あり、レイデイも1日あったため、明日のファイナルデーに全てのスケジュールを終了させるのは難しく、急遽フォーマットが変更。
本来はRound of 16からマンオンマンになるが、4人ヒートでQF、SF、ファイナルが行われることになった。

再び主役になった五十嵐カノア

PHOTO: © WSL/Manel Geada
ポルトガルに第二の拠点を持つ五十嵐カノアはこの日も群を抜いた存在感を示した。
エドガルド・グロッジア、デイヴィッド・シルバの二人のブラジリアンと南アフリカのCTルーキー、ルーク・トンプソンとのカードでパワフルなフロントサイドとエアーリバースのコンボで8.33を含むトータル14.50を出してエドガルドと共にQFに進んだ。
「良い気分だね。波数は少なかった。あまり好きなタイプのコンディションではないかな。波数が多くないので少しヒヤヒヤしたよ。6ポイント台を出した後は適切な波をただ待ちたかったけど、ちょっと緊張した。自分の方に波が来たときは、これ以上ないっていうくらい良いライディングができたので、本当に嬉しい。明日 はもっと波が上がることを願っている。サーフィンは僕と家族に本当に多くのものをもたらしてくれた。ポルトガルの街中で声をかけられるようになるなんて思ってみなかったし、本当に特別な場所さ。みんなが応援してくれる声援が聞こえて、すごく感謝しているよ」
この日、8ポイント台を出したのはカノアとイアン・ゴーベイア(BRA)の二人だけ。
イベントを通してもここまで8ポイント台は僅かで、いかにカノアのサーフィンがこの波に合っているかが分かる。
なお、この日出番がなかった中塩佳那はRound of 16から変更になったQFでシエラ・カー(AUS)、ソフィア・メディナ(BRA)、エデン・ウォーラ(USA)と対戦する。
ブラジルで5位に入り、現在CSランキング16位の中塩佳那。
ここでも好結果を残せば、クオリファイが現実的になってくる。

CSでのリクオリファイを目指すクロスビー

PHOTO: © WSL/Damien Poullenot
今シーズンのCSはこのポルトガル戦と最終戦のオーストラリアのみ。
現在クオリファイ圏内にいる選手の中ではイアン・ゴーベイア(BRA)が唯一ファイナルデーに残り、3位のウェスリー・ダンタス(BRA)はこのラウンドで敗退。
イアン・ジャンティ(HAW)は残りヒートにクレジットされている。
クオリファイラインの真下にいる選手では、クロスビー・コラピント(USA)が勝ち上がり、残りヒートにはオスカー・ベリー(AUS)、ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)などが控えている。
8.00を出したイアンと共にQF進出を決めたクロスビーは、CTのポストシーズン進出を逃してツアー残留の危機にも直面している一人。
本来なら今週末から出場するはずだったポルトガルでのCTに出場できず、CSでのリクオリファイに賭けている。
「本当に重要なラウンドだった。ファーストコールや待機が何度も続いて期待感がかなり高まっていたので、実際にサーフィンをしてあのラウンドを突破できてスッキリしたよ。明日のファイナルデーで、ジャージを着てもう一度チャンスを得られること、そしてサーフィンを楽しめることにワクワクしている」
カノアのようにCTのポルトガル戦のウォーミングアップとして出場している選手は他にいなく、今イベントに出場しているCT選手は全てクロスビーと同じ道を辿っている。
彼らにとって1ヒート毎に人生が変わるかもしれない大事な試合でもある。

PHOTO: © WSL/Damien Poullenot
16歳のルーシー・ダラーがCT選手を倒す

PHOTO: © WSL/Damien Poullenot
1ヒートだけ行われたウィメンズのRound of 32では、16歳のルーシー・ダラー(AUS)がCT選手のジョアン・ディファイ(FRA)を含むヒートでトップ通過。
テレサ・ボンヴァロ(PRT)が最後に6.50とヒートのハイスコアを出して2位でQF進出を決めた。
「最高の気分よ。本当に泥臭いヒートだった。とにかく自分にできることをやっただけで、良いセクションをいくつか見つけられて楽しかった。CSではどんなコンディションになるか本当に分からないので、こういった波で戦う練習をしてきた。明日は良い波が来そうなので、サーフィンするのが楽しみよ」


PHOTO: © WSL/Damien Poullenot
昨シーズンのQS6,000、ニアス、台湾で優勝したルーシー。
今年から本格的に回り始めたCSで早くも活躍している。
なお、ウィメンズのクオリファイ圏内の選手ではシエラ・カー(AUS)、テレサ・ボンヴァロ(PRT)、エデン・ウォーラ(USA)がQF進出。
クオリファイラインの真下にいる選手では、ポストシーズン進出を逃したアリッサ・スペンサー(USA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、アナット・レリオール(ISR)などが残っている。
ネクストコールは現地時間10月12日の7時15分(日本時間の同日15時15分)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
EDP Ericeira Pro Presented By Xacobeo Women’s Round of 32 Remaining Result:
HEAT 8: Lucy Darragh (AUS) 10.50 DEF. Teresa Bonvalot (POR) 10.17, Louise Lepront (RSA) 6.93, Johanne Defay (FRA) 5.80
EDP Ericeira Pro Presented By Xacobeo Men’s Round of 32 Results:
HEAT 1: Levi Slawson (USA) 13.23 DEF. Alonso Correa (PER) 11.00, Weslley Dantas (BRA) 10.77, Lennix Smith (AUS) 8.60
HEAT 2: Xavier Huxtable (AUS) 13.50 DEF. Dakoda Walters (AUS) 10.80, Harley Walters (AUS) 10.50, Hayden Rodgers (USA) 7.07
HEAT 3: Jarvis Earle (AUS) 11.50 DEF. Joel Vaughan (AUS) 10.83, Adin Masencamp (RSA) 8.56, Guilherme Ribeiro (POR) 5.80
HEAT 4: Kanoa Igarashi (JPN) 14.50 DEF. Edgard Groggia (BRA) 9.70, Luke Thompson (RSA) 9.20, Deivid Silva (BRA) 7.53
HEAT 5: Crosby Colapinto (USA) 14.03 DEF. Ian Gouveia (BRA) 13.17, Mikey McDonagh (AUS) 12.00, Frederico Morais (POR) 6.00
EDP Ericeira Pro Presented By Xacobeo Men’s Round of 32 Remaining Matchups:
HEAT 6: Jordan Lawler (AUS) vs. Yago Dominguez (ESP) vs. Ian Gentil (HAW) vs. Caleb Tancred (AUS)
HEAT 7: Justin Becret (FRA) vs. Jacob Willcox (AUS) vs. Kade Matson (USA) vs. Ryan Kainalo (BRA)
HEAT 8: Jorgann Couzinet (FRA) vs. Ben Lorentson (AUS) vs. Oscar Berry (AUS) vs. Luke Tema (HAW)
EDP Ericeira Pro Presented By Xacobeo Women’s Round of 16 Matchups:
HEAT 1: Sierra Kerr (AUS) vs. Kana Nakashio (JPN) vs. Sophia Medina (BRA) vs. Eden Walla (USA)
HEAT 2: Bella Kenworthy (USA) vs. Laura Raupp (BRA) vs. Brisa Hennessy (CRC) vs. Ariane Ochoa (ESP)
HEAT 3: Kirra Pinkerton (USA) vs. India Robinson (AUS) vs. Alyssa Spencer (USA) vs. Teresa Bonvalot (POR)
HEAT 4: Anat Lelior (ISR) vs. Vahine Fierro (FRA) vs. Lucy Darragh (AUS) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
(黒本人志)













