2025年12月10日、カウアイ郡カワカミ市長は、使い捨てボディボードの販売、レンタル、配布を禁止する法案に署名した。この“使い捨て”とは発泡スチロール製のボディボードのことで、1年後から、カウアイ島のビーチにて本ボードの使用が禁止となり、違反した場合は初回100米ドル、繰り返し違反があった場合は最高500米ドルの罰金が科される。
本法案の目的は、島の独特な環境、海洋生物、そして鳥類を保護すること。ポリスチレンは廃棄されると小さな破片に分解され、野生動物が飲み込んだり絡まったりするなど、さまざまな危険をもたらすためであり、その代替案として、より耐久性が高く、寿命が長く、環境への影響が少ない高密度ポリエチレンまたはポリプロピレン製のボードへの移行を奨励している。新法案は1年後から施行されるため、企業はより環境に優しいボードに移行する時間が与えられることになる。
「使い捨てボディボードは小さいように思えるかもしれませんが、その影響は決して小さくありません。店舗やレンタルショップから発泡スチロール製のボードをなくすことで、私たちはビーチ、海、そしてカウアイ島を故郷とする野生生物を守ることができるのです」
カウアイ島デレク・S・K・カワカミ市長
「この条例は、カウアイ島の環境を守るという私たちの責任を反映しています。耐久性のある代替品を奨励することで、廃棄物を削減し、海洋生物を保護し、私たちの島々が未来の世代にも美しいまま残っていくことを目指しています」
ファーン・ホランド市議会議員(法案提出者)












