日本サーフィン連盟(NSA)は9月19日、台風15号により発生した竜巻・突風の被害を受けた静岡県牧之原市静波海岸で、予定通り「第59回 全日本サーフィン選手権大会」を開催すると発表した。
連盟はこれまで、被害状況や現地住民の心情、災害支援との兼ね合い、宿泊施設や出場選手への影響、会場の利用状況、さらに現地行政の意向などを加味し、地元と慎重に協議を重ねてきた。そのうえで「復興の象徴」として大会を実施することを決定したもの。
大会期間中には復興支援の寄付金募集も行われる予定。
以下、連盟からの発表全文。
このたびの台風15号により、静岡県牧之原市および吉田町では竜巻・突風による甚大な被害が発生いたしました。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
現在、地域・行政・関係団体が一丸となり、復興に向けた取り組みが進められております。
そのような状況の中、日本サーフィン連盟(NSA)では、10月11日より牧之原市静波海岸にて予定していた
「第59回 全日本サーフィン選手権大会」の開催について、地元支部、牧之原市行政、関係者と慎重に協議を重ねてまいりました。
そして9月18日、理事長、静岡2区支部長、支部関係者、牧之原市職員、市長との意見交換を経て、
「復興の象徴として本大会を開催する」ことを正式に決定いたしました。
本大会では、復興支援の一環として寄付金の募集を行い、地域の再建に少しでも貢献できるよう尽力してまいります。
選手・関係者・来場者の皆様には、復興への思いを胸に、静波の海で熱い戦いを繰り広げていただければと願っております。
NSAは、スポーツの力を通じて地域の希望と絆を育む活動を今後も継続してまいります。
皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
公益社団法人日本サーフィン連盟
理事長 寺尾 恵一
日本サーフィン連盟
https://www.nsa-surf.org/