日本サーフィン連盟(NSA)は6月17日に都内で会見を開き、ISA世界選手権の日本代表選手や、今年度からのサポート体制などを発表。
会見には、都筑有夢路、大原洋人、西慶司郎ら代表選手が参加し、意気込みなどを語った。
WSG男子は、大原洋人、西慶司郎、稲葉玲王が選出。五十嵐カノア、コナー・オレアリーは辞退

今年9月にエルサルバドルで開催されるISA WSG(ワールドサーフィンゲームス/世界サーフィン選手権)の日本代表選手は男女各3名。
このうち男子2枠は、2024年のWSLランキングより選出となるため、CT選手である五十嵐カノア、コナー・オレアリーが内定していたが、両名ともにツアー後半戦に集中するために今年の代表入りを辞退。
これにより2025年WSGの男子代表は、昨年CSランキングから大原洋人と西慶司郎、鴨川合宿後の選考による稲葉玲王の3名に決定。補欠に伊東李安琉が入った。西慶司郎はWSG初出場。



WSG女子は、都筑有夢路が5年連続で代表入り
2025WSG女子代表は、昨年のCSランキングトップの都筑有夢路、QSアジアランキングトップの都築虹帆、鴨川合宿後の選考による中塩佳那の3名。補欠は松岡亜音に決定。
都筑有夢路は、東京五輪出場を決めた2021年大会より5年連続で代表選手入り。都築虹帆、中塩佳那はWSG初出場となる。

ISA世界ジュニア選手権の日本代表12名も正式決定
開催地、開催日程はまだ未定ながら、ISA世界ジュニアサーフィン選手権の日本代表選手も正式に発表。選考はU18およびU16の各男女において、それぞれ以下の3枠で行われた。
1. 2024年度のカテゴリー別ランキング1位
2. 2025年3月の鴨川選考合宿成績
3. 2025年4月に鵠沼で開催されたジュニアオープン大会の結果
各代表選手は以下の通り
- 【U-18 Boys】小野里弦、足立海世、岡野漣(補欠:山本来夢)
- 【U-18 Girls】高橋結奈、池田美来、松野杏莉(補欠:松山黎音)
- 【U-16 Boys】髙井汰朗、佐藤頼斗、松野太郎(補欠:和氣堆人)
- 【U-16 Girls】馬場心、草深心虹、石井有沙(補欠:高橋花音)





CS出場選手のサポート体制を発表
また日本サーフィン連盟は、2025年度よりWSLのチャレンジャーシリーズ(CS)へ出場する選手へのサポート体制も発表。
これまで、WSLの大会出場は選手個人の活動とされていたが、「CT選手を増やす」ことを目標に、波乗りジャパンとしての選手サポートを強化する方針となった。
具体的には、CS各大会会場へコーチ・カメラマンを派遣するほか、強化費より出場選手への金銭面サポートも行うとのこと。
特に同行カメラマンの存在は、試合毎に自身のライディングをチェックできるため各選手からも好評。さらにその活動内容は、波乗りジャパン公式ホームページやSNSを通じて配信されるため露出も増えることとなる。派遣コーチは大会会場やスケジュールなどを考慮して都度決定となる予定だ。
アジア競技大会の選手選考は調整中
なお、2026年に愛知県・田原市で開催されるアジア競技大会(アジアオリンピック)に向けた、2度目の選考大会が今年8月にインド・マハーバリプラムで予定されているが、開催地・日程ともにまだ変更の可能性があり、出場選手は後日発表となった。
2026年アジア競技大会の出場枠は、昨年のモルディブ大会により日本は男女各1名の枠を獲得済み。2枠目の獲得は、2025年の選考大会の結果により決定となる。
その他、サーフィン日本代表「波乗りジャパン」に関する詳細は、以下公式ホームページより。
波乗りジャパン
https://naminori-japan.org/

(THE SURF NEWS編集部)