一宮町にオープンしたJSとRivviaのショールーム Photo:Chiaki Sawada

大原洋人、一宮町にJSとRivviaのショールームをオープン!「一緒にサーフィンしよう」

日本を代表するプロサーファー大原洋人が、千葉県一宮町で、JSサーフボードとアパレルブランド「Rivvia Projects(リヴィア・プロジェクツ)」のショールーム「Untitled Surf(アンタイトル・サーフ)」をオープンした。

大原は、JS Industries Japanの日本代理を担っており、以前からショールームは設けていたが、今回、より多くのサーファーが来やすく、居心地よくいられるよう拡大し、カフェも併設。「JSやRivvia にプラスして、一緒にサーフィンしたり、コーヒー飲んだり、ビール飲んだり、サーフィンやる人もやらない人も楽しめる場所にできたらと思い、作りました」と話している。

両ブランド唯一の国内ライダー

JSの魅力を語る大原洋人 Photo:Chiaki Sawada

大原は現在日本国内在住の選手で唯一のJSライダーだ。Rivvia はオーストラリアのCTサーファー、ジュリアン・ウィルソンが立ち上げたブランドで、こちらも日本では大原がインターナショナルで契約した国内唯一のライダーとして活動している。

JSの魅力について、大原は「サーフボードとしての性能は世界トップクラス。自分も試合で乗ってて一番いい物だと思うし、どのレベルのサーファーにも何かしらのモデルで合うものがある。どんな人が手にとっても、その人のレベルでサーフィンが楽しめる」とアピールする。

「初心者も一からサポート」

ショールームに常駐する神田竜聖 Photo:Chiaki Sawada

試合で海外に行くことが多い大原に代わって、ショールームでは、大原の姉でプロボディボーダーの沙莉と結婚したばかりの神田竜聖が常駐する。神田は「ショートボードはカーボンで175,000円、PUだと129,900円と、他のブランドよりお求めやすい。ライダーが多いので、素材やモデルがどんどん更新されるのも特徴。日本の波に適したショートや、ショートの乗り心地を追求したミッドレングス、スポンジボードなど幅広くあるので、初心者でも一からサポートします!」と頼もしい。大原や日本のプロたちが使用した中古ボードも10万円前後で販売している。

また、Rivvia専用のショールームは国内初かつ最大規模の品ぞろえ。一押しアイテムは、大原のシグネチャーモデルのトランクス。「日の丸のデザインにRivviaの雰囲気があり、自分が日本を背負ってるイメージともマッチしている」(大原)

大原シグネチャーモデルのトランクス Photo:Chiaki Sawada

昨年15位で惜しくもCT逃す

大原は2024-2025シーズンのCSを自己最高の15位で終えた。CT入りを果たす10位まであと一歩だったが、手応えを掴んだ様子。「毎試合、いい結果を残せても、まず自分の気持ちの中で、それが当たり前だって思えればいいなって、今年は思ってる。去年1年間戦って、今年CTに入って勝ててない人達を見ると、マインドの問題なのかな、みたいな。サーフィンの実力はみんな同じくらいだから、遠慮してるとか、この人には勝てないかもという気持ちがあるんじゃないかなって俺には見える」と、マインドセットの重要性を強調。

CSへの意気込みを語る大原 Photo:Chiaki Sawada

「自分が今年CS戦ってく上で、勝てて『あ、やった』とか、『あ、こんな頑張れた、俺すごい』とかっていうよりは『ここまで行って当たり前』とか、『こういう結果を望んでた』とか。そういうようなマインドで、試合1つ1つできれば。クオリファイももちろん目標ですけど、クオリファイして来年どうやってCTで戦って勝つかっていうか、そういう風な気持ちとか考え方で戦いたいですね」

体重3kg増量で挑むCS

ショールームでリラックスした様子の大原 Photo:Chiaki Sawada

今シーズンは体重を3kg増やし、ボードのボリュームも1リットル上げて臨む。「長さは変えず、厚みと幅を変えた。日本の小さい波で練習する時はすごい大変な思いはしてるけど、サイズが上がった時はやっぱ今まで以上に楽にサーフィンできる。今後、海外で試合していく中ではいいのかな」

今月23日には、オーストラリアでの初戦に向けて出発する。「(JSが)新しい板がたくさんあるって言うので、ちゃんと試したい。今年5試合、昨年より1つでも2つでもいい成績を残したらCTってもう簡単に見えてくると思う。やっぱ優勝したいですね、そろそろ」

ジュリアンが大好きなベビースターのRivviaオリジナル Photo:Chiaki Sawada

大原は海外で試合がない時は、週末を中心にショールームにいる可能性があるという。「お客様の顔を覚えて一緒にサーフィンしたり、サーフボードの相談を聞いたり、一押しのトランクスを買ってもらったりできたらいいかな」と笑顔。シャワーや更衣室もあるので、誰でも遠慮なく、立ち寄ってほしいと呼びかけている。

Untitled Surf
場所:千葉県長生郡一宮町一宮13-6
営業時間:9:00~19:00

Rivviaは国内随一の品ぞろえ Photo:Chiaki Sawada

(沢田千秋)

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