(ラウンドアップを決めた松岡亜音)

松岡亜音がラウンドアップ!CS第6戦『Lexus Pipe Challenger』開幕!

CSでは初開催となるパイプラインイベント、『Lexus Pipe Challenger』がウェイティングピリオド初日となる現地時間1月29日に開幕!

パイプラインらしくないコンディションでウィメンズのRound of 48とRound of 32のH1のみ進行。
メンズはスタンバイとなった。

松岡亜音がラウンドアップ

(短いながらもバレルを抜け、Round of 48で2番目のヒートスコアを出して次に進んだ松岡亜音)
PHOTO: © WSL/Mike Ito

まず、日本人選手の結果からお伝えすると、この日出番があったのは中塩佳那、都築虹帆、松岡亜音、池田美来の4名。
ランキング8位の都筑有夢路はシード選手としてRound of 32からの出場となっている。

難しいロースコア勝負で中塩佳那、都築虹帆は実力を発揮できずに敗退。
松岡亜音、池田美来は同カードになり、池田美来がトップで松岡亜音が2位。後半に順位は入れ替わったが、良い形でヒートを終えそうだった。

しかし、残り5分を切って1番目のプライオリティを持っていた松岡亜音がバックドアにテイクオフ。2番目のプライオリティだった池田美来がドロップインする形になり、インターフェアがコールされた。

池田美来は、松岡亜音がパイプ側へ向かうと判断してのテイクオフだったと思われるが、スコア的には勝てていただけに悔やまれる結果となった。

チャンピオンの貫禄を見せたモリー・ピックラム

PHOTO: © WSL/Mike Ito

この日のハイエストスコアを出したのは、2025年のワールドチャンピオン、モリー・ピックラム(AUS)

シード選手としてRound of 32に登場したモリーは、バレルをメイクして8.23と7.83をスコア。
トータル16.06という圧倒的な数字を揃え、ローラ・ラウップ(BRA)と共にラウンドアップを果たし、ワールドチャンピオンの貫禄を見せつけた。

「パイプライン、本当に温かい歓迎をありがとう。今はコンディションがあまり良くないから、競技を中止にしたのはおそらく最善の判断だわ。良い休暇だった。ワールドチャンピオンになった以来、最初のヒートよ。やるべきことは分かっている。まだ完璧ではないけど、良いパフォーマンスを見せることができて満足よ。ここでは攻撃的でなければならないと感じている。常に全力投球する性格が勝因だと思う。私はパイプが与えてくれるものに心を開いているけど、ただ油断しないように努めている。バレルに入りたいのよ。ケイティやキャロラインと対戦している時、彼女たちを世界チャンピオンとして見ているけれど、その後に『待って、私もその一人だわ』って考える。それは本当に変な感覚よ。鏡に映る自分を見ても、何も違いは感じないんだもの」

PHOTO: © WSL/Mike Ito

CS復帰後の初ヒートを快勝したシエラ・カー

Round of 48では、シエラ・カー(AUS)がバックドアでのターンでこのラウンド唯一の7ポイントをマーク。
トータルでも11.60とスコアを伸ばし、危なげなく勝ち上がった。

シエラは2025年1月にフィリピンで開催されたWJCこと『World Junior Championships』の後、ライム病が発症。
日によって体調に波があり、CSはオーストラリア、南アフリカ、カリフォルニアと3戦出場したが、ポルトガル、ブラジルの2戦は欠場していた。

半年近く離れていた競技の復帰戦となった2026年のWJCで2位となり、CSにも復帰。
見事にCS復帰後の初ヒートを快勝した。

「ヒートの最初に、最高に気持ち良いウェッジの波を繋げることができた。その後も同じ波を狙ってヒートの半分を待ってしまった。次の波が来るのが見えた時、少しアウトにいたので、バレルに入るのは難しいと判断してターンのコンビネーションに切り替えた。良いボウルセクションを攻めるのは楽しかったし、パイプに戻ってまたCSで戦えることにワクワクしているわ。ハワイに戻り、楽しめていることが本当に幸せよ」

CSの舞台をハワイアンがかき乱す

(モアナ・ジョーンズ・ウォン) PHOTO: © WSL/Tony Heff

メンズは異例のトライアルラウンドが設けられた『Lexus Pipe Challenger』
ウィメンズもワイルドカードや、ハワイアンが早くも活躍してCSの舞台をかき乱している。

オープニングヒートではローカルワイルドカードのチェスニー・ギノッテ、ゾーイ・マクドゥーガル、ハワイアンのヴァイヒティマハナ・インソがトップ通過。
モアナ・ジョーンズ・ウォン、エウェレイウラ・ウォンは2位でRound of 32進出を決めた一方、CT返り咲きに近づいているキラ・ピンカートン(USA)、クオリファイが期待されているエリー・ハリソン(AUS)などが姿を消した。

(ウェレイウラ・ウォン) PHOTO: © WSL/Mike Ito

その他、ヴァヒネ・フィエロ(FRA)、サノア・デンプフル=オーリン(CAN)、ソフィア・メディナ(BRA)、アリッサ・スペンサー(USA)、テレサ・ボンヴァロ(PRT)、ソフィー・マカロック(AUS)などがラウンドアップ。

サンセットビーチ出身のゾーイは、2024年の『The Hawaiian Islands HIC Haleiwa Pro』で優勝。
QSリージョナルランキング10位でワイルドカードを獲得している。

「ノースショアでは、典型的なスモール、ミディアムサイズの1日ね。標準的なパイプラインというよりは、ロッキーポイントみたい。でも、リッパブルな楽しい波だわ。ノースショアで育つと憧れのサーファーが隣人だったり、親友だったりするの。私たちは多くのパワーと共に育った。それを切り札として持っていることはキャリアで本当に価値がある。試合中にあんな波に乗れるなんて信じられなくて、思わず自分の頬をつねっちゃうような、そんな夢みたいな日が来たら最高だわ。ここは普段アウトに200人もサーファーがいるような場所なのに、それをヒート中に独り占めできる。バックドアが炸裂する瞬間をずっと待っているの。だから、勝ち進めることにすごくワクワクしている」

ネクストコールは現地時間1月30日朝7時45分。
日本時間1月31日2時45分。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

Lexus Pipe Challenger Presented by Billabong Women’s Round of 48 Results:
HEAT 1: Chesney Guinotte (HAW) 5.94 DEF. Vahine Fierro (FRA) 5.57, Kana Nakashio (JPN) 5.13, Kirra Pinkerton (USA) 3.47
HEAT 2: Anat Lelior (ISR) 10.33 DEF. Leilani McGonagle (CRC) 6.47, Willow Hardy (AUS) 6.00, Jahly Stokes (AUS) 2.87
HEAT 3: Arena Rodriguez (PER) 8.74 DEF. Moana Jones Wong (HAW) 6.87, Sol Aguirre (PER) 6.36, Keala Tomoda-Bannert (HAW) 4.50
HEAT 4: Vaihitimahana Inso (HAW) 7.13 DEF. Sanoa Dempfle-Olin (CAN) 6.27, Zoie Zietz (NLD) 4.73, Ellie Harrison (AUS) 3.97
HEAT 5: Zoe McDougall (HAW) 7.67 DEF. Alyssa Spencer (USA) 5.74, Reid Van Wagoner (USA) 3.40, Nanaho Tsuzuki (JPN) 2.83
HEAT 6: Sophie McCulloch (AUS) 9.73 DEF. Eweleiula Wong (HAW) 9.17, Louise Lepront (RSA) 7.50, Oceanna Rogers (AUS) 6.93
HEAT 7: Anon Matsuoka (JPN) 11.00 DEF. Sophia Medina (BRA) 7.27, Malia Lima (HAW) 6.10, Mirai Ikeda (JPN) 4.90
HEAT 8: Sierra Kerr (AUS) 11.60 DEF. Teresa Bonvalot (POR) 6.40, Skai Suitt (HAW) 5.77, Kiara Goold (PYF) 2.57

Lexus Pipe Challenger Presented by Billabong Women’s Round of 32 (Heat 1) Results:
HEAT 1: Molly Picklum (AUS) 16.06 DEF. Laura Raupp (BRA) 8.83, Leilani McGonagle (CRC) 6.17, Chesney Guinotte (HAW) 2.97

Lexus Pipe Challenger Presented by Billabong Women’s Round of 32 (Heat 2-8) Matchups Remaining:
HEAT 2: Yolanda Hopkins (POR) vs. Tya Zebrowski (FRA) vs. Anat Lelior (ISR) vs. Vahine Fierro (FRA)
HEAT 3: Isabella Nichols (AUS) vs. Nadia Erostarbe (EUK) vs. Arena Rodriguez (PER) vs. Sanoa Dempfle-Olin (CAN)
HEAT 4: Bettylou Sakura Johnson (HAW) vs. Annette Gonzalez Etxabarri (EUK) vs. Vaihitimahana Inso (HAW) vs. Moana Jones Wong (HAW)
HEAT 5: Gabriela Bryan (HAW) vs. Amuro Tsuzuki (JPN) vs. Zoe McDougall (HAW) vs. Eweleiula Wong (HAW)
HEAT 6: Luana Silva (BRA) vs. Sally Fitzgibbons (AUS) vs. Sophie McCulloch (AUS) vs. Alyssa Spencer (USA)
HEAT 7: Erin Brooks (CAN) vs. Francisca Veselko (POR) vs. Anon Matsuoka (JPN) vs. Teresa Bonvalot (POR)
HEAT 8: Caitlin Simmers (USA) vs. India Robinson (AUS) vs. Sierra Kerr (AUS) vs. Sophia Medina (BRA)

Lexus Pipe Challenger Presented by Billabong Men’s Opening Round Matchups: 
HEAT 1: Cody Young (HAW) vs. Koa Rothman (HAW) vs. Shayden Pacarro (HAW) vs. Joey Johnston (HAW)
HEAT 2: Rylan Beavers (HAW) vs. Makana Pang (HAW) vs. Kala Grace (HAW) vs. MaiKai Burdine (HAW)
HEAT 3: Joshua Moniz (HAW) vs. Benji Brand (HAW) vs. Koa Smith (HAW) vs. Nalu Deodato (HAW)
HEAT 4: Ezekiel Lau (HAW) vs. Billy Kemper (HAW) vs. Makai McNamara (HAW) vs. Legend Chandler (HAW) 
HEAT 5: Jamie O’Brien (HAW) vs. Mason Ho (HAW) vs. Eli Olson (HAW) vs. Lucas Godfrey (HAW)

(黒本人志)

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