現地時間11月2日、WPSCこと『2025 ISA World Para Surfing Championship』が開幕!
会場は今年もカリフォルニアだが、昨年までのハンティントンビーチからオーシャンサイドに移し、この日はオープニングセレモニーの後、早くもメンズ・ウィメンズのStand1とウィメンズのStand2のR1が行われた。
24カ国140名の選手が参加

今年のWPSCは24カ国から約140名の選手が集まり、例年通り9つのカテゴリーに分かれて開催。
オープニングセレモニーはオーシャンサイドを象徴するピアの下でのパレードから始まった。
全ての選手と関係者がジュニア・セア・ビーチ・アンフィシアターに集まった後、ISAのシンボル的なサンド・オブ・ザ・ワールドに移り、各チームの代表者がそれぞれの母国のビーチの砂をひとつの容器に注ぎ込み、サーフィンを通じた世界の平和的な交流を象徴した。
今年で10回目となるWPSC

今大会にはベルギーが初参加。
過去大会に出場した36カ国の33番目の国として名を連ねた。
また、ウィメンズの参加も年々増加しており、今回の大会では史上最高割合となる全体の3分の1以上を占めている。
今年で記念すべき10回目となるWPSC。
オーシャンサイドでの開催は2015年のワールドジュニア以来、2度目となる。
セレモニーでは、オーシャンサイド副市長のエリック・ジョイス氏とISAエグゼクティブディレクターのロバート・ファスロ氏が選手たちを歓迎し、大会の開幕を宣言した。

PHOTO: ISA / Jersson Barboza
ISA会長 フェルナンド・アギーレ氏の声明

このチャンピオンシップは、世界中のパラサーファーたちがサーフィンを通じて平和の元に集う、私たちにとって毎年の“巡礼”のようなものです。
開催地オーシャンサイド市に感謝するとともに、ここに集まったすべての代表団、ナショナルチーム、選手、友人、家族の皆さんに心からお礼を申し上げます。
これはまさに“パラサーフィン版・国連”と言える大会です。
ご存じの通り、ISAは10年前の第1回WPSC以来、パラサーフィンをパラリンピック競技に正式採用してもらうために活動を続けてきました。
これは決して簡単な道のりではありませんが、物事が困難になるほど、私たちはより強くパドルして、その波をつかもうと努力します。
私たちの次なる目標は、2032年ブリスベン大会での正式採用です。
そのためにも、皆さん一人一人が繋がりを保ち、できることを行い、SNSなどを通じて声を上げていきましょう。この夢を現実にするために、力を合わせて全力を尽くしましょう。
大会での皆さんの健闘を心から祈っています。
8名の日本代表

PHOTO: ISA / Jersson Barboza
昨年は4つの個人メダルを獲得していた日本代表。
団体では前年を上回る6位となった。
今年は昨年のメダリスト、奈良優、勝倉直道を始め、8名が出場する。
Stand1 Men 奈良優
Stand2 Men 伊藤建史郎
Stand3 Men 勝倉直道
Prone1 Men 真栄城興和
Prone2 Men 藤原智貴
VI2 Men 藤崎滋
Para Surf VI 2 Women 西久保涼子
Para Surf Sit Men 石原望
WPSCは、9つのカテゴリーに分かれて11月7日にかけて開催。
ライブ中継はISA公式サイト、ISA公式YouTubeで配信される。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/

(黒本人志)






















