リアルイベントでは唯一となるポルトガル・ナザレのプライア・ド・ノルテでのBWT『TUDOR Nazaré Big Wave Challenge』が2025年11月1日にウェイティングピリオドに入った。
2026年3月31日までに条件が揃えば1日限定の壮大なトーインコンテストが開催される。
開催条件は25ft以上

『TUDOR Nazaré Big Wave Challenge』の開催条件はフェイスで最低でも25ft以上のブレイクが安定して続き、更に風や潮の状況なども慎重に判断されたうえで開催が決定される。
WSLはこれらの条件が揃いそうな場合、最大72時間前にイエローアラートを発令。
その後も好条件が続くと見込まれた場合、48時間前にグリーンアラートが出され、大会が正式に開催される。
昨シーズンは2025年2月18日に公式25-35ftの巨大なウネリで開催。
個人はダークホースのクレモン・ロゼイロ(FRA)が優勝。
チーム優勝はクレモンとニック・ヴォン・ランブ(PRT)が制していた。
ウィメンズは出産後すぐに参加したジャスティン・デュポン(FRA)が3度目の優勝を決めていた。


フォーマット&表彰カテゴリー

PHOTO: © WSL/Manel Gaeda
ギネス世界記録も生まれているナザレは今シーズンもトーインサーフィンでのチーム戦が継続される。
大会は1日で行われ、2名1組の9チーム。
合計18名のビッグウェーバーが出場する。
ヒートでは2名が交代でサーフィンとジェットスキーの操縦を担当する。
チームは3つのグループに分かれ、45分ヒートを2回。
ベスト2ライドがカウントされ、その内のハイスコアはダブルポイントとして倍になる。
つまり、CTなどのパーフェクトスコアが20ポイントなのに対してBWTは30ポイント満点になる。
表彰カテゴリーは昨シーズン同様にメンズ、ウィメンズの個人。
チームの3カテゴリーとなる。
出場予定チーム
招待枠も含めた今年の出場選手は以下。
『TUDOR Nazaré Big Wave Challenge』はプライア・ド・ノルテで長年にわたり実績を積み重ね、シーズンごとにそのラインナップで自らを証明してきたサーファーのみ出場できる。
サーフィンだけでなくジェットスキーの操縦技術も重要で、全てのチームは安全にトーインを行い、必要に応じて仲間を救助できる能力を持っている。
Team 1: Maya Gabeira (BRA) and Antonio Laureano (POR)
Team 2: Michelle des Bouillons (BRA) and Ian Cosenza (BRA)
Team 3: Justine Dupont (FRA) and Éric Rebière (BRA)
Team 4: Lucas ‘Chumbo’ Chianca (BRA) and Pedro ‘Scooby’ Vianna (BRA)
Team 5: Clement Roseyro (FRA) and Nic von Rupp (POR)
Team 6: Rodrigo Koxa (BRA) and Vitor Faria (BRA)
Team 7: Rafael Tapia (CHL) and Pierre Rollet (FRA)
Team 8: Kai Lenny (HAW) and Ian Walsh (HAW)
Team 9: Andrew Cotton (GBR) and Garrett McNamara (HAW)
(大会開催日やその直前に変更となる場合もあり)
WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/
(染谷たかし)























