サーフィンのパフォーマンスは年々進化を続け、世界のトップサーファーたちは次々と新たな技術の限界に挑戦している。
特に空中での技「ビッグエアー」のジャッジは、波の状況や高さ、着地の正確さなどが問われる注目ポイントだ。
「Biggest Airs of the 2025 Championship Tour」
WSL公式YouTubeチャンネルにて、2025年CTで披露されたビッグエアーのまとめ動画「Biggest Airs of the 2025 Championship Tour」が公開された。
冒頭を飾ったのは、2025年に念願のワールドタイトルを獲得したブラジル出身のヤゴ・ドラのJ-Bayでのエアー。
Opening Round、Round of 16と2ヒート連続でバックハンドのフルローテーションエアーをメイク。
高さがあり、着地も完璧だった二つのエアーに9ポイントが出た。
同じくブラジル出身のイタロ・フェレイラも、圧巻のエアーを披露した。
ブラジル・リオプロでのバックサイドローテーションで9.33pt、ポルトガル・メオ・リップカールプロでのフロントサイドローテーションでの9.17ptがフィーチャーされている。
パーフェクト10でもおかしくないほどのクリティカルな着地を決め、クオリティーの高いエアー技術を披露した。
また、オーストラリア・マーガレットリバー・プロのクオーターファイナルでは、グリフィン・コラピントが魅せた。
マギー特有のサイズあるダイナミックな波で、エアー1発のシングルマニューバーでパーフェクト10を叩き出したのだ。
ニード9.40という追い込まれた状況からの逆転劇は、今シーズンのハイライトと言えるだろう。
オーストラリアのスナッパーロックスで開催予定だった大会は、バーレヘッズで20年ぶりに開催され、注目を集めた。
特に、フィリペ・トレドとサーフ界のレジェンド、オーストラリア出身のジュリアン・ウィルソンによるバックトゥーバックのエアーショーは印象的となり、新旧スターの熱戦は多くのファンの記憶に刻まれた。
年々レベルアップし、進化を続けるCTのエアショー。 2026年シーズンはオーストラリアのベルズビーチから開幕し、マーガレットリバー、スナッパーロックスへと続く。新たなフォーマットで迎えるツアーは、何が起こるか予測不能。ルーキーの台頭はもちろん、ガブリエル・メディナやジョン・ジョン・フローレンスの復帰もあり、ますます目が離せないシーズンとなりそうだ














