F+(エフプラス)
CTツアーは長期休暇に入っているので、ネタがない(笑)。選手たちの個々のインスタとかを追ってネタ探しするのはスタイルじゃないというか、面倒だし、あまり興味もない。そういうことは誰かがどこかでやっているので、よろしくお願いしたい。
よって、海外のネタ元の友人とかに、ねぇ、なんかないの~? とか聞いてみる。
まぁ、特にないわな、あっちもこっちも。アメリカでもサーフィン業界には相変わらずあまりいい話がなく、サーフィンブームをしっかり味わったレジェンドたちもお仕事引退の時期を迎えていて、長いことハレイワのマーケットプレイスにあったRaging Isleというビル・バーンフィールドのお店も、ビル・バーンフィールドのリタイアに伴い閉店するのだということで、閉店セール中。まぁ、おそらくオープンが80年代なので、賃貸契約更新とかで、お家賃爆上がりにつきもう無理、という理由もあるのかと思う。懐かしいな、ビルバン。
アメリカの中でも特にハワイはもともと物価が高いエリアではあったけど、トランプ政権の影響でものすごい物価高に見舞われていて、現地の友人と話をするたびにあれもこれも高くて大変、という話になる。フードトラックのテイクアウトですらランチ3000円では収まらないわけで、その上1ドル150円となると、もう行けない。まぁ、現地で働いて稼いでいる人は賃金も上がっているので、多くもらって多く使う的なことではあるけど、それにしてもすごいレベルかな、と思う。これで失業でもしてしまえばにっちもさっちも、ホームレス一直線なわけで、アメリカ経済はけっこう危ういライン上で綱渡りだ。

でもそんな中でもニュースクールのサーファーたち、つまり、ケリーたちのグループはみんなそれぞれうまくやっていて、安定のキャリアを積んでいる。
ケリーは世界中あちこちで計画されているサーフランチ形式のプールの建設で引っ張りだこのようで、忙しく飛び回っている。まぁ、彼の場合は持っているお金が働いてお金を生むという、今のところ安心のリタイア生活なので、プールのビジネスはお金のため、という感じではないと思うけど、お金ってお金のあるところに集まるという典型かな、と思う。
ロブ・マチャドは相変わらずロブ・マチャドをやっていて、そこに存在するだけでお金になるような感じだと思う。スポンサー契約も継続しているようで、その当時の強烈なキャラクターは現在も人気。
シェーン・ドリアンも相変わらずビラボンの顔で、先ごろ契約更新も無事終了。近年はコーチとしてチームを束ねる役割のようなこともしていて、うまく立ち回っている。シェーンは頭のいい人なので、分析するとか、人にモノを伝えるとか、何かを考えて理論構築できるようなところがあるので、向いてるかな、と思う。

サーフィンブーム創世記のスターたちが恵まれない環境にいたり、一般人として苦労したりしていることが多い中で、その後の世代はそれで学んだわけではないだろうけど、自分たちのキャリアをうまく使って上手に人生を渡り歩いているような感じがする。
昔のサーファーは先のことなんか考えなかったし、賞金は一晩で飲み倒したりしたけど、あの優等生世代ぐらいからは先の人生を見据えて不動産投資したり、いろいろ準備していたように思う。それと同時に、そういうことができるレベルの賞金額や収入にも恵まれていた。そして、サーフスターとしてハリウッドだのテレビだの、アメリカの本当のお金持ちというか、サーファーのレベルではない、けた外れのお金持ちたちとも接することで、いろいろ学んだり、コネクションをつくったりした。
モーメンタムジェネレーションはサーフィンの技術だけでなく、プロサーファーという存在も意識も、そのすべてを劇的に変えた世代だなと今改めて思う。
今年はパイプがないのでハワイに行くのは来年の12月だけど、みんな元気そうで何より。
























