『Rip Curl Pro Bells Beach』ラウンド2のメンズ最終ヒート(H16)、サミュエル・プーポ(BRA)と、昨年優勝したジャック・ロビンソン(AUS)の対戦で、ジャックにインターフェアレンスがコールされた。
ヒートの主導権を握っていたのはサミュエル。7.00ptと6.07ptの合計13.07ptでリードし、難しいコンディションの中でもリズムを掴んでいく。一方のジャックもエアリバースなどを決めて応戦するが、フィニッシュまでまとめられる波をつかめずにいた。
迎えた残り9分。ジャックはニード7.40ptの状況でアンダープライオリティ。ようやく来たセットにアウトからテイクオフするが、プライオリティを持っていたサミュエルはインサイドでポジションを取る。
すでにターンに入っていたジャックは、ボードがサミュエルに接触しそうになるのを手で抑える動きを見せた。
WSLはこの一件のリプレイ映像を公式インスタグラムに投稿、すでに100万回再生されている。しかし、多くのファンはこの判定を好意的には受け止めなかった。
「あれはインターフェアレンスではない」
「どちらにしてもサミュエルが勝っていた」
「サミュエルの当たっていないのに大げさなリアクション(まるでサッカーのような)がジャッジに影響したのではないか」
といった批判が相次ぎ、さらにはジャッジングシステムそのものの見直しを求める声も上がった。

そんな中、ケリー・スレーターもコメント欄に参加。
「一見すると悪いジャッジに見えるね。ヒート全体を見ないと何とも言えないけど、ジャックはサミーに判断を迫るために乗らざるを得なかったはずだし、サミーの方は特に理由もなく彼の方へフェードしていったように見える。結果的には、その動きで波のいいポジションに入り、そのまましっかり攻めていたけどね。」
さらに、
「どっちにしても結果には影響なかったよ。サミーの方が結局かなり圧倒していたしね。だから判定がどうであれ、結果は変わらなかったと思う。ただ、見た目の印象があまり良くないと感じた人が多いんだろうね。」
なお、公式のWorld Surf League(WSL)ルールブック2026によると、インターフェアレンスに関する規定は以下の通りである。
プライオリティ・インターフェアおよびペナルティ
(a)
いかなるプライオリティ・インターフェアも、ジャッジ、ヘッドジャッジ、およびプライオリティジャッジによって決定される。(b)
インターフェア・ペナルティは以下の通りとする(詳細は第11章参照):・インターフェア・ペナルティ1:
妨害したサーファーの2番目に高いスコアのライドは半減される。・インターフェア・ペナルティ2:
妨害したサーファーの2番目に高いスコアのライドは0点となる。・インターフェア・ペナルティ3:
妨害したサーファーの最高得点のライドは0点となる。・失格:
当該サーファーおよびチームはヒートから失格となる。(c)
プライオリティに関するペナルティは、放送により妨害したチームおよび他のBWサーファーに伝達される。(d)
プライオリティ状況においてチームにインターフェアがコールされた場合、インターフェア・ペナルティ2が適用される。
ただし、ヒート残り10分以内において、ドロップインやブロッキング等により、チームが得点可能なライド(すなわちジャッジがそのチームの上位2本のスコアとなり得たと判断するライド)を妨げた場合、インターフェア・ペナルティ3が適用される。
さらに、残り10分以内のインターフェアが故意であったとジャッジの過半数が判断した場合、当該チームは失格となる。以下、省略
※公式ルールブックにはさらに詳細な規定が記載されており、上記はその一部を抜粋したものである。
その後、ジャック・ロビンソンは自身のインスタグラムに「リセットする時間」と投稿し、気持ちを切り替えていく姿勢を見せた。























