生命の危機に直面した悲惨な事故から8か月、ノースショアのコミュニティはローカルサーファー“ダコタ・ブライリー”の医療費のために、約40万ドルの支援を集めた。
昨年6月13日、ノースショア・パイプラインのレジェンド、ショーン・ブライリー の息子、ダコタ・ブライリー が、サーフボードを降ろしていた際に2台の車に挟まれる事故に遭った。激しく損傷したダコタは命に関わる重傷を負い、医療的に誘発された昏睡状態に置かれたが、幸いにも一命を取り留めた。
その後、度重なる手術と入院を経て、ようやく希望の兆しが見えてきた。現在、ダコタは自力で呼吸できるようになっており、完全な回復には数年単位の時間が必要とされるものの、着実に回復への道を歩んでいる。
コミュニティと支援の取り組み
ダコタを支援するため、ノースショアのコミュニティはクラウドファンディングサイト GoFundMe やインスタグラムアカウント @prayfordakotabriley を立ち上げ、寄付を募った。これまでに約40万ドルが集まったが、治療費は依然としてかかり続けており、リハビリもまだ終わりが見えていない。
さらに、ケリー・スレーター をはじめ、ジョンジョン・フローレンス や カイ・レニー らもサイン入りサーフボードを寄付に参加している。
ノースショアのアイコン的存在で、元プロサーファーの リアム・マクナマラ は、「集まったお金はすべて治療費に使われている。だからこそ、彼の回復が今もなお続いているという事実に注目してほしい」と語った。
回復の節目と希望の瞬間
事故から約4か月後、ダコタは初めて1時間プールに浸かり、リハビリを行うことができた。家族によると、これは「信じられないほどの節目」であり、サーフィンとともに生きてきた彼にとって、再び水に入れたことは大きな前進であり、希望を感じさせる瞬間だったという。
コミュニティの団結 “KE NUI FEST”
2026年2月7日、ノースショアで地元音楽イベント「KE NUI FEST」の2周年が開催された。
ノースショアのベテランフォトグラファー、 ブライアン・ビールマン は次のように語る。
「去年も素晴らしいイベントだった。残念ながらひどい土砂降りだったが、それでも信じられないほど最高のイベントになった。すべてはダコタのため。食事の用意や設営、音楽、写真、寄付など、みんながそれぞれの形で力を合わせて、このコミュニティの一員であることを心から誇りに思った瞬間だった。出演したバンドもどれも本当に最高だった。」
「リアムとは以前、意見の違いもあったが、彼はこのコミュニティの素晴らしいリーダーだ。コミュニティのために尽くす姿や、物事を動かす力には本当に驚かされたよ。スマホで会場の様子を中継していたダコタの母の携帯画面に映る彼の笑顔を見たときは、胸が熱くなった」と続けて語った。
ダコタは、家族やコミュニティ全体の大きな支援を受けながら、回復への長い道のりを一歩ずつ歩み続けている。
ノースショアのコミュニティが一丸となり、ひとりのローカルサーファーの人生に再び光を届けようとしている。ダコタ・ブライリーの回復を、心より願うばかりだ。














