現地時間2026年2月7日、カリフォルニアのハスケルズ・ビーチでナイトセッション中のサーファーが沖へ流される事故が発生した。
この日のハスケルズは、日中よりは弱まっていたものの、サイズアップ傾向にあり、通常は比較的穏やかなビーチとして知られる同地としては荒れたコンディション。男性サーファーは波に巻かれサーフボードを失い、そのまま沖へ流されてしまった。のちにボードは浜へ打ち上げられているのが確認されている。
一緒にサーフセッションをしていた友人はすぐにビーチへ戻り通報。すでに日没後だったため、救助隊は赤外線カメラを搭載したドローンを出動させ、海上を捜索。
そして発見されたのが、沖合約400メートル地点。男性はロブスタートラップ(ロブスター漁用の罠)のブイにしがみついた状態で救助を待っていた。
ドローンが位置を特定し、その誘導をもとに救助隊員が海へ入り、男性を無事に岸まで護衛。通報から約30分で救助は完了。
浜辺でのチェックの結果、医療処置は不要と判断され、そのまま帰宅している。
ロブスタートラップとは
今回救助のキーワードとなったロブスタートラップ。
この地域では商業目的のロブスター漁には許可と標識付きトラップの設置が必要とされている。一方、レジャー目的の採捕は手捕りかフープネットのみが認められているという。
2021年の調査では、放置されたトラップが約44個確認されたとの報告もあり、海洋生物や海岸利用者への危険性が問題視され、撤去ボランティア活動も行われている。
本来であれば“危険物”にもなり得る存在。
しかし今回は、そのロブスタートラップが結果的に一人の命を救う浮き輪の役割を果たした。
救助の様子は映像でも公開されている。
消防当局は今回の救助を受け、あらためて警告を発している。
「決してひとりで海に入らないこと。特に荒れたコンディションでは命に関わる」
ナイトセッション、サイズアップ、そしてボードの流失。いくつかの要素が重なった今回の事例は、あらためて海のリスクと備えの重要性を示している。












