みなさんお久しぶりです、髙橋みなとです。
昨年の鴨川戦から年が明け、いよいよ今年もコンテストシーズンがスタートしました。
今回の裏側リポートはさわかみS.League 25-26 S.ONE/S.TWO ショートボード第4戦 「ALL JAPAN MURASAKI PRO KERAMAS supported by ST WORLD」。
大会名が長すぎてびっくりですよね、分かります。
現地ではインタビューとビーチリポートを務め、そこで観てきたリアルな裏側をリポートします。

全てのヒートが終了し、リラックスした表情で表彰式を待つ選手たち
両サイドゼッケンレッドが今回のチャンピオン、岩見天獅、中塩佳那。
セミでは今大会のハイエスト9.90を出した宮坂麻衣子。
素晴らしいレールワークを魅せた佐藤季。

バリ前に新しくスポンサー契約を発表した米山珠波瑠
個人的に、2年前にインタビューした時の人柄がステキで推している選手。彼のサーフィンを見れば今後大きく飛躍するんだろうなというのが目に見えて分かる。今回もインタビューでは新しく契約したスポンサーへの感謝の気持ちを話してくれた。
今のその気持ちを初心と共に忘れず、これからも頑張ってほしい。


久しぶりのマスターズ参戦、原田正規
シェイパーでもある正規さん、テール形状も自身で作り出した “ピラミッドテール”。一見ダイヤモンドテールにも見えるが、このテールは先端までの長さが特徴的だ。クラマスの波にもよくフィットし、トータル15.40をスコア。正規さんらしいキレキレのパフォーマンスが光っていた。

全く違うタイプだが同じサーフボードブランドに乗るこの2人
加藤嵐、佐藤魁。この2人はタイプは違えど共通している部分がある。人とつるまず1人でも行動できる、もしくは1人の方がやりやすいのかもしれない。
ヒート前後には2人で話しているのを見かけたが、真剣な話しているのかなと思いきやしょうもない話をしている時もある。2人とは小学生の頃から友人で、ジュニアの世界戦にも一緒に行ったことがある同世代。
話していると共感する部分や知らない世界も知ることができて面白い存在なのだが、その人間性をインタビューで引き出すのが非常に難しいのも共通している。
今後皆さんに彼らの魅力をもっとお見せできるよう精進しますので、お楽しみに。

こちらの2人はスポンサーがほとんど被っているという
大音凜太、鈴木耀竣。同じヒートに当たり今回は凜太が勝利。ヒート後、インタビューブースに来た凜太を追いかけてきた耀竣。
共に握手を交わし、同じヒートで戦えたことやヒートの内容を振り返っていた。
対戦相手の前では悔しい姿を見せず、だが相手に対しておめでとうとちゃんと言えるアスリートがかっこいいと思っていたのだが、相手へのリスペクトを伝えた上で、悔しいっす〜!と言えてしまう耀竣の人間性に脱帽。それを受け入れて天狗になることなく、笑顔で話す凜太の人間性もあってこそなのだろう。
今をときめくキッズのみんなには、こんなかっこいいサーファーになってほしい。

自身最高位の結果を出した浜矢凪
マスターズ参戦の遠田真央から、ヒート直後に映像を見せてもらっていた。今年の2月24日に彼が投稿したインスタグラムを見て、いつかインタビューやリポートで話を聞きたいと思い、 スクリーンショットしておいたストーリーがある。

練習環境が大事なことを分かっていながら、他の皆より海外遠征に多く行けていないことを気にしていた。そして何より今年成人式を迎えた彼の若さで、“PDCA”という言葉が出てきたのも驚いた。
PDCAとは、Plan/Do/Check/Actという目標達成のためのサイクルのことで、アスリートとしてやって損はないだろう。その文章からも分かるように彼は学業とサーフィンの両立を頑張っている。学校はきちんと通い勉強もしっかりしなさいという親の元に育った私にとって、彼の姿に刺激を受けた。
インタビューでは“下剋上やってやります“とアツイ気持ちを話してくれたが、もうすでにトップのサーフィンはしている。あとは自身がいうように環境も大事だが、違う形で経験値を積めば優勝はもうすぐそこにあるだろう。
コンペティターがすべき点数を出すサーフィンはもちろん、見ていてワクワクする、思わずカッケー!と声がでるサーフィンもできてしまう彼の今後の活躍に注目したい。


ヒートが始まる前から“面白くなりそうだ!”とワクワクさせてくれた組み合わせはこちら
この2ヒートはQFでの対決だが、この組み合わせで勝った天獅と優司がファイナルで当たることとなった。いつもは選手にしっかりスマイルをもらって写真を撮るが、今回は選手紹介される直前の後ろ姿を多く捉えた。

というか話しかけない方がいいかな、という雰囲気満載の時ももちろんある。私も一応選手の気持ちは分かるので、声をかける時とそっとしておく時と考えて動いている。

皆さんには是非会場に足を運び、推しの選手の応援をしてほしいが、声をかけたり写真をお願いする際はタイミングに注意していただけたら、推しも嬉しい最高の推し活になるだろう。


久しぶりのS.League参戦となった松田詩野はR1からの出場でファイナル進出、7ラウンド連続一位通過。想像してみてください、7回連続インタビュー、聞くことがなくなるのだ。(笑)
クラマスのようなクリーンな波こそ、サーフィンのスタイルや上手さが一際目立つが、彼女は以前よりボードのサイズを上げ、前足をきちんと使った力強いターンが特に際立っていた。これができるサーファーは数少ないと試合を観ていて感じたので、彼女のラウンドアップは納得。
セミでは9.90をスコアした宮坂麻衣子を相手に、確実に決めないといけないシチュエーションでエクセレントをスコアするなど、サーフィンだけでなくメンタルの強さも見せた。
ファイナルでは惜しくも準優勝という結果だったが、ウィメンズのサーフシーンを盛り上げてくれたのは間違いない。

今大会私が選ぶMVPはこちら、チーム “スーパー銭湯“
みんなでキッチン付きのヴィラを借り、ご飯はお母さんたちの手作り。ヒートの応援は必ずみんなでする。勝利者インタビューも必ず観にきて盛り上げる。クラマスは本部と選手たちが待機するワルンまで徒歩3分ほど距離があるが、このチームの声援は本部まで聞こえるほど。

このチームでの最高位は加藤賢三。彼にとって初のマンオンマンラウンド、誰もが経験できるわけではないクラマスをたった2人で貸切。自身過去最高位の5位でフィニッシュ。
負けてしまった兄貴たちの分まで、最後まで諦めることなく自分のサーフィンを魅せていた。部屋割りジャンケンでも一番いい部屋を勝ち取った賢三、その時点で今回の運を実力と共に引き寄せていたのだろうか。一番体格のい翔平と類が同部屋で1つのベッドに2人で寝ているというエピソードも。
寒がりと暑がりの2人はエアコンの温度設定を27℃か25℃で毎晩揉めていたそう。間をとって26℃でいいのでは、と思ってしまうが、そういうところもアスリートで負けず嫌いが出ているのだろう。
ちなみに白熱の部屋割りジャンケンは堀越類のYouTubeにてアップされているので皆さん是非。

いつも切磋琢磨し、ママたちも最強のチームスーパー銭湯、今後の活動も要チェック。

フレンドシップマッチを1、2位でフィニッシュしたのはこの2人
近年アジアのサーフシーンでも常に上位に食い込んでくるインドネシアチーム。優勝したケトゥ・アグースはCSにもクオリファイしている。インドネシア初のCTサーファー和井田理央を追いかけ、日々トレーニングに励んでいる。
インドネシアのリーフやパワフルないい波で経験を積んでいるインドネシアチームはどんどんスキルを上げている。と思えば、昨年田原でのQS6000では日本人の方が有利かと思える小波ビーチブレイクさえもケトゥは乗りこなして魅せた。これにはびっくり。
今の日本のトップたちはここに喰らい付いて頑張っている。これからのキッズたちへ、道すべも作ってくれている。もちろん心から応援していることに間違いはないが、この現状を見て今のキッズたちには今何をすべきなのかしっかり考えてほしい。
もし、世界チャンプを目指すのであればの話。そしてその思いを親がどれだけ信じて応援してあげられるかが、今後の日本のサーフシーンにとって大切になってくるだろう。挑戦する立場にもいない私が言うのは説得力がないかもしれないが。。
頑張っている全ての日本人サーファーへのリスペクトを込めて。やっぱり、いい波での試合は見応えがあって楽しいですね。
また次の記事でお会いしましょう!























