F+(エフプラス)
2026年丙午(ひのえうま)も始まってしまいましたね。今年は元旦に一宮の玉前(たまさき)神社にご祈祷に行ったんだけど、おみくじ大吉でした。初めて玉前で大吉ひいたかも。何でもかんでもすべてよし。ほんとかよ、とは思うものの神には逆らわないのだよ。
F+xBCMコラボカレンダー2026版、6月はフィリッペ・トリード。昨年優勝したゴールドコーストはバーレーヘッズでの写真。フィリッペももう30歳なんだな。2015年のゴールドコーストで初優勝の時には、飛んで飛んで回って回る~みたいな感じで、センセーショナルな優勝だった。この写真のこのセクション、当時のフィリッペなら飛びなんだろうな、と思う。この人の持ち味はスピードと飛びだったわけだけど、そのスタイルはJベイのようなクラシカルブレイクにはそぐわなかった。そ、過去形。
数年かけてカービング勝負にも対応できるサーフィンを身に着けたフィリッペが、2017年に優勝したJベイでのサーフィンは、驚愕に値するものだった。この写真のようなカービングやバレルでのJベイのクラシカルな攻め方に加えて、今まで誰も見せなかったJベイでの2連続アリーウープ。明らかにこの時からJベイのサーフィンのライン取りは変化していったと思う。
当時のフィリッペ曰く、「自分は飛びたい。でも飛びに最適なセクションとビッグカーブのセクションは同じなんだ。だから飛びたい気持ちを押さえてカーブする」。
そうなんだぁ、同じなんだぁ、と思ったけど、よく見ていると確かに同じなんだな。要するにリップラインの美味しいところ。その頃はフィリッペの飛びに湯水のごとくポイントを与えていた時代が終わって、なかなかジャッジが彼の飛びにポイントを出さなくなってきたころで、飛ぶのを我慢して当てる、えぐるは彼なりの対応策だったんだろう。
まぁ、この写真のようにここまではイーサンとかジョンジョンとかジャックロボとかと同じようなえぐり、ひきずりなんだけど、フィリッペはスピードを重視するがゆえになのかなんなのか、このあと少し早めに一度フラットにしてしまうのが癖だと思う。そういうサーファーってCTにもけっこういるけど、そのわずかに甘いレールワークがジャッジにバレちゃう人と、うまくごまかせる人とがいると思う。私はごまかされないけど(笑)。
体格も大型化が進んでいるCTの中で、175センチ70キロと小柄なほうで、日本人に近い感じはあると思うので、身体の使い方とかは参考になるところも多いのかもしれない。

飛びよしビッグカーブよしのフィリッペにある伸びしろは、パイプやチョープーのようなビッグバレルの克服。そこはいまだにクリアできていないのかな、と思う。
CT選手たるもの、このポイントのこのコンディションでこいつと当たるのはラッキー、と思われるようなウイークポイントをひとつたりとも残してはならない。そう考えるとすでに2022、23と2度のワールドタイトルを手にしているフィリッペの次のゴールは、パイプ、タヒチの攻略、そしてさらなるパワーアップかなぁ、と思う。「パワーのフィリッペ」が彼の近未来像になれば、完ぺきなオールラウンダー誕生といえるだろう。














