世界で最も危険な波の一つと言われているタヒチのチョープー。
CT会場やパリ五輪の会場としても知られ、世界のトッププロでもヘルメットを着用する危険な波を楽しめるサーファーは世界的に見ても少ないだろう。
パリ五輪で金メダルを獲得したカウリ・ヴァーストや、弟のナイキ・ヴァーストは12歳ですでにチョープーのバレルに入っている。
また、2025年のCTに12歳で出場した「ミス・チョープー」ことケリア・メハニ・ガリーナは4歳からチョープーでサーフィンを始めたというが、彼らはあくまでローカルであり、チョープーは日常にある波。これらは特例中の特例でもある。
チョープーに挑むカリフォルニア出身の少年
今回紹介する8歳の少年、ユライア・マクドナルドはカリフォルニア州オーシャンサイド生まれ。
両親がサーファーで生後8ヶ月でサーフィンを始め、ホームブレイクはオーシャンサイドのピア周辺。
3〜4歳で大会に出場してアマチュアのタイトルを獲得。
その才能は大会だけに留まらず、6歳でチョープーとハワイのパイプラインに初めて乗ったそうだ。
タヒチでは日本代表の現地コーチとしても活躍したテレバ・デイビッドにもサポートされている。
パイプラインでフィンが頭に刺さり、チョープーで10ftのセットにハマったこともあるが、恐怖よりも興奮が上回る。いや、恐怖を興奮というエネルギーに変換する術を、本能的に持っている選ばれたサーファーなのだ。
彼が選ばれたサーファーと言えるのは本能だけではなく、「チョープーでサーフィンできるなら、どんな波だって乗れる」というポジティブな思考と恵まれた環境への感謝の気持ちだろう。
「僕はパイプラインでサーフィンができて超ラッキーだよ。だって一部の子供たちは、親が危ないからってサーフィンさせてもらえないんだ。彼らはただ家の中に閉じ込められて、ビデオゲームをしてるだけなんだからね」
ユライアの次に行きたい場所はモルディブ、スケルトン・ベイ。
そして、マーガレットリバー。
もちろん、危険なスラブ波のザ・ボックスがリストに入っている。
(黒本人志)













