ローワー・トラッセルズで6月9日からスタートするCT第8戦『Lexus Trestles Pro』に向けて、カリフォルニア・ハンティントンビーチの自宅に戻って調整を進めている五十嵐カノア。
そんなカノアのYouTubeシリーズ「EYE OF THE STORM」の最新回はケリー・スレーターのウェーブプール「サーフランチ」がメインの舞台になっている。
マシンブレイクのローワー・トラッセルズのためのトレーニングにはまさに理想的な環境だ。
今回、カノアはサーフランチ初体験の友人を誘って訪れている。
車内で波の攻略法を説明し、現地でも親身にアドバイスをしていた。

Image: Kanoa Igarashi(YouTube)
もちろん、波は完璧でカノアが乗ると簡単そうに見えるが、カノアの友人のライディングを見ると、その波を“乗りこなす”ことの難しさがよくわかる。
それでも、一般の人にはなかなかできない貴重な体験を2日間に渡って楽しめたようだ。
「もっと良くできたと思うけど、何本かヤバい波に乗れたよ。そのうちの一本は最初のターンで転んじゃったけどね。バレルもあった。あれはしばらく頭から離れないだろうな。ちっちゃいバレルだったけど、楽しかった。マジで最高の時間だった。ほんと楽しかったよ。金曜の午後を過ごすには最高の方法だった」
最後にハンティントンビーチに戻る車内でのカノアと友人の会話の一つを抜粋。
「ローワーズって君にとって特別な場所だったりする?」
「うん、カリフォルニア育ちの子はみんな、ローワーズでたくさん時間を過ごしてきたんだ。ここはね、僕らが子供の頃、ツアーに出たいとか、世界最高レベルの舞台で戦いたいって夢を持っていて、その夢が詰まってる場所のひとつがローワーズなんだよね。CTイベントで唯一ってくらい、特別な場所さ」
その特別な場所でのイベントがまもなく幕を開ける。
(染谷たかし)