(CT初のQF進出を決めたアリッサ) PHOTO: © WSL/Ed Sloane

ウィメンズはベスト4が決定!『Rip Curl Pro Bells Beach』6日目

イベント前半から小刻みに進行しているCT開幕戦『Rip Curl Pro Bells Beach』
大会6日目となる現地時間4月10日は潮とウネリの関係で朝はホールドされ、数時間後に公式2-3ftのウィンキーポップでウィメンズのQFから再開。
SFを戦うベスト4が決定した後、メンズQFに入ったが、1ヒートのみで残りは翌日のファイナルデーに持ち越された。

現地時間4月11日はウェイティングピリオド最終日のため、確実にファイナルデーとなる。
朝6時45分(日本時間同日5時45分)で20分後に開始予定。

オープニングヒートは五十嵐カノア(JPN)とグリフィン・コラピント(USA)のカードになるため、お見逃しなく!

CT初のQF進出を決めたアリッサ

(ベスト4唯一のグーフィーフッターになるアリッサ)
PHOTO: © WSL/Cait Miers

大会6日目のオープニングヒートで勝利を飾ったのは、カリフォルニア出身のアリッサ・スペンサー。
バックハンドでクリティカルセクションでのターンを繰り返し、7.17と8.00をスコア。
5ポイント止まりだったハワイのベティルー・サクラ・ジョンソンに圧勝した。

「本当に楽しかったわ。海と完璧なリズムを刻むことができた。波が少なかったので、1本目の波を掴むことがとても重要になると分かっていたの。その駆け引きに勝って最初の波に乗れたのは良かったわ。ウィンキーポップでサーフィンをするのは大好きよ。バックサイドだと、波の形が良い具合にホールドしてくれる感じがする。あんな波に乗れると、本当に最高。ヒートをしっかりと組み立てて、スマートに波に乗り、自分の実力を出し切れていることが本当に嬉しい。世界で一番楽しい仕事だと思っているので、一瞬一瞬を噛み締めながら、心から楽しむようにしている」

23歳のアリッサは2024年に念願のCT入りを果たしたが、ミッドシーズンカットでCS落ちとなった。
再びチャレンジしたCSでは、最終戦のニューキャッスルで優勝してランキング4位でクオリファイした。

(ベティルー・サクラ・ジョンソン)
PHOTO: © WSL/Cait Miers

勝ち上がった3人のレギュラーフッター

(ガブリエラ・ブライアン)
PHOTO: © WSL/Ed Sloane

SFに残った4人の内、アリッサ以外は全てレギュラーフッター。
ガブリエラ・ブライアン(HAW)、モリー・ピックラム(AUS)、イザベラ・ニコルス(AUS)と優勝候補の3人が残った。

ハイエストスコアを出したのは、スモールコンディションのウィンキーポップでパワフルなターンをして8.00と7.50を出したガブリエラ。
ここまでステファニー、タイラーと二人のワールドチャンピオンを倒し、昨年のベルズ戦のファイナリストでもあるルアーナ・シルヴァ(BRA)は前日よりパワーダウンした波に手こずり、失速してしまった。

「本当に波の来ないヒートだったけど、『自分がベストな波に乗らなければ、相手がそれに乗ってしまうんだ』と自分に言い聞かせて戦ったわ。大会が始まる前からここで長い時間を過ごしてきた。見た目は凄く楽しそうだし、コツを掴めば実際にとても楽しいポイントだけど、期待値が上がりすぎてしまうので、翻弄されて混乱してしまうこともある。だから、あえて期待しすぎず、シンプルに考えるようにしている。今のところ、それが上手くいっているみたいね。選手はみんな、あのベルを鳴らしたいと思っているはず。私もどうしても鳴らしたい。それが一番の目標よ。あと2回勝つためにやるべきことは沢山ある。自分のパフォーマンスには自信を持っているけど、浮かれすぎず、ファイナルデーを楽しみに待ちたいと思う」

(ウィメンズ一番のパワーを持つガブリエラ)
PHOTO: © WSL/Cait Miers

イザベラが2連覇に近づく

(イザベラ・ニコルス)
PHOTO: © WSL/Cait Miers

SFのH2、ディフェンディングチャンピオンのイザベラと2023年に2位になったモリーのオージー対決は事実上のファイナルという見方がある。

モリーはベテランのレイキー・ピーターソン(USA)を相手に1本目で7.83を出し、付け入る隙を与えずに圧勝。
イザベラはケイトリン・シマーズ(USA)とのヒートで逆転勝利を収め、カリッサ、ケイトリンと2ヒート連続でワールドチャンピオンを倒した。

PHOTO: © WSL/Ed Sloane
(ケイティーは5位でフィニッシュ)
PHOTO: © WSL/Ed Sloane

「本当に凄まじい展開だった。ここ数年、ウィンキーポップではケイティにずっと苦しめられてきた。今回のヒートは、かなり際どいところで切り抜けられたと感じている。ファイナルにオーストラリア人が残ることが決まって、本当に最高の気分。モリーとの戦いは、きっと熱いバトルになるでしょうね。3年くらい前だったかな、ウィンキーで彼女と対戦したことがあるけど、その時は僅差で負けてしまった。彼女がワールドチャンピオンなのには理由がある。今の彼女は本当に絶好調よね。でも、今はただワクワクしている。精神的にも凄く良い状態。今日は家に帰って、早めに夕食を済ませて寝ることにするわ。明日、ヒートが連続して行われることを願って、準備を整えたいと思う」

ファイナルデーはサイズアップしてベルズ・ボウルズに戻ることが予想されるため、昨年圧倒的なサーフィンを見せたイザベラとワールドタイトルを獲得して自信を付けたモリーとの対戦は現在のウィメンズサーフィンを象徴する素晴らしい勝負が期待できそう。

(メイクはできなかったが、着地寸前までは完璧だったモリーのエアー)
PHOTO: © WSL/Cait Miers
(ヒート終了後のレイキーとモリー)
PHOTO: © WSL/Cait Miers
PHOTO: © WSL/Ed Sloane

ベスト4の一番乗りを決めたミゲル

(ミゲル・プーポ)
PHOTO: © WSL/Ed Sloane

1ヒートだけ行われたメンズQFでは、ミゲル・プーポ(BRA)がバロン・マミヤ(HAW)に対して5ポイント台2本と後半に7.00を出して勝利。
弟のサミュエルは反対側のドローで勝ち上がっているため、ファイナルで兄弟対決の可能性もある。
但し、サミュエルの次の相手はガブリエル・メディナ(BRA)と大きな壁が立ちはだかっている。

「ウィンキーで1つヒートを勝ち上がるのに数年かかり、今日2つ目を勝つことができて、本当に嬉しい。シーズンの初戦というのは一番難しいものだと思う。誰もが万全の準備を整えて臨んでくるからね。もちろん、自分も同じだけど。SFに進めて、ボードの調子も良いので満足している。今週はずっと気分良く過ごせているんだ。潮が上げて波数が少なくなるのは分かっていたので、積極的に動くようにしていた。運良く2本目の波を掴むことができ、それが本当に良くて7ポイントが出た。その後は全く波が来なかった。すでにこの結果にはとても満足している」

(バロン・マミヤ)
PHOTO: © WSL/Ed Sloane
(ヒート終了後のバロンとミゲル)
PHOTO: © WSL/Cait Miers
(エイドリアーノのコーチのコーチの元で勝ち上がっているミゲル)
PHOTO: © WSL/Cait Miers

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

Rip Curl Pro Bells Beach Women’s Quarterfinal Results
HEAT 1: Alyssa Spencer (USA) 15.17 DEF. Bettylou Sakura Johnson (HAW) 10.27
HEAT 2: Gabriela Bryan (HAW) 15.50 DEF. Luana Silva (BRA) 7.67
HEAT 3: Molly Picklum (AUS) 11.33 DEF. Lakey Peterson (USA) 5.00
HEAT 4: Isabella Nichols (AUS) 13.33 DEF. Caitlin Simmers (USA) 12.43

Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Quarterfinal Results
HEAT 1: Miguel Pupo (BRA) 12.50 DEF. Barron Mamiya (HAW) 11.10

Remaining Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Quarterfinal Matchups
HEAT 2: Griffin Colapinto (USA) vs. Kanoa Igarashi (JPN)
HEAT 3: Yago Dora (BRA) vs. Leonardo Fioravanti (ITA)
HEAT 4: Gabriel Medina (BRA) vs. Samuel Pupo (BRA)

Rip Curl Pro Bells Beach Women’s Semifinal Matchups
HEAT 1: Alyssa Spencer (USA) vs. Gabriela Bryan (HAW)
HEAT 2: Molly Picklum (AUS) vs. Isabella Nichols (AUS)

(黒本人志)

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