現地時間4月5日、CT開幕戦『Rip Curl Pro Bells Beach』は3日連続で小刻みに進行。
イースターサンデーで多くのギャラリーが集まったこの日は前日よりサイズダウンした公式3-4ftレンジ。
引き続きグラッシーなベルズは影を潜めたままで、バンピーなボウルズでメンズR2のH3からH7まで5ヒートのみ消化された。

PHOTO: © WSL/Cait Miers
新旧の南アフリカ人対決を制したのは?

PHOTO: © WSL/Ed Sloane
大会3日目のオープニングヒートは、ベテランのジョーディ・スミス、CS参戦から数年でクオリファイを果たしたルーキーのルーク・トンプソンの南アフリカ人対決。
昨年キャリア最高のシーズンを送った38歳のジョーディと21歳のルーク。
ジョーディは2017年にベルズで優勝経験もある。
序盤はルークがインサイドのミドルサイズの波で6.50を出して主導権を握っていたが、ジョーディはこの日最大のセットを掴み、パワフルな3ターンコンボでイベント初の8.00を出して勝負を決めた。
「ルークとのいきなりの対戦は、良いことなのか悪いことなのか。彼は信じられないほど素晴らしいサーファーなんだ。彼のことはずっと見てきたので、どれほどの実力があるかは本当に理解しているよ。彼は天才。信じられないようなサーファーだし、ものすごく努力家なんだ。これは彼にとって、まだ始まりに過ぎないと思う。8ポイントの波は最高だった。2ftの小さな波に何本か乗った後だったしね。『ジョーダン、お前はオープンフェイスに出てセットの波を掴まなきゃダメだ。小さなインサイドの波で遊ぶのはやめて、デカいのに乗るんだ』と自分に言い聞かせ始めたのさ。そうしたら案の定、ビッグスコアがついてきたのさ」


PHOTO: © WSL/Ed Sloane
グリフィンが期待の星を倒す

PHOTO: © WSL/Ed Sloane
ジョーディが勝った後、バロン・マミヤとセス・モニーツのハワイアン対決はバロンが制し、ジェイク・マーシャル(USA)がジョアオ・チアンカ(BRA)を抑えるなど、レッドジャージの選手が勝ち上がる展開が続いた。
そして、この日最大の注目カードとなったグリフィン・コラピント(USA) vs デイン・ヘンリー(AUS)はデインが得意のフルローテーションをメイクして8.00を出し、更にグラブ系のストレートエアーで7.00を出してコンテストジャージの背中に書かれた自分の名前をアピールするパフォーマンス。
トータル15.00とグリフィンをコンビネーションスコアに追い込んでいた。
しかし、若いデインのチャージに火がついたグリフィンはターンにエアーを加えたライディングで応戦。
8.13、7.13とデインのエアーより僅か0.13ポイントずつ高いスコアを出して僅差でラウンドアップを決めた。
「今年最初のヒートで特有の緊張感があった。高台のあたりを歩いている時からずっと緊張感を感じ、パドルアウトしている時も、腕や足が重く感じてラインナップに着くのが少し遅れてしまったよ。それでデインが自分のすぐインサイドでエアーをしたんだ。『嘘だろ、緊張のせいでやらかしたか?』って思ったね。でも、デインが8ポイントを出したことで、『よし、ここからは全力で行くぞ』って逆にスイッチが入った気がした。その後、彼にバックアップスコアも出されて、最初の10分間で15ポイント差をつけられるコンボになった。本当にやばい展開だった。そこから逆転して、今こうしてみんなの前に立っていられる自分を誇りに思うよ」



PHOTO: © WSL/Ed Sloane

今年で引退するアレホが勝利

PHOTO: © WSL/Ed Sloane
最終ヒートでは今シーズン限りの現役引退を発表しているアレホ・ムニーツ(BRA)が約一回りも若いコール・ハウシュマンド(USA)と対戦。
2024年にベルズ戦を制したこともあるコールだが、難しいコンディションにリズムが崩れてしまい、アレホに軍配が上がった。
「ヒートを勝ち上がることができて、本当に嬉しいよ。対戦カードで相手がコールだと知った時、かなり厳しい戦いになると覚悟した。彼はツアーの中でも大好きなグーフィーフッターの一人。素晴らしいサーファーだし、試合運びも本当に上手い。今回は自分の方が少し運が良くて、ヒートの中で一番良い波に乗れたと思う。今朝、『Hells Bells』を聴きながら階段のところで泣いてしまって、『おいおい、ヒートに向けて準備しなきゃダメだろ』って自分に言い聞かせたんだ。ベルズでサーフィンする最後のヒートになるかもしれなかったけれど、勝つことができて、もう一度チャンスを得られたことが何より嬉しいね」

R2の残りヒートでは、H8で五十嵐カノア(JPN)がモーガン・シビリック(AUS)、H15でコナー・オレアリー(JPN)と和井田理央(IND)が対戦する。
ネクストコールは現地時間4月6日の朝7時15分(日本時間同日6時15分)で20分後に再開予定。
ウィンキーポップに移動して行われる可能性がある。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Round Two Results
HEAT 1: Miguel Pupo (BRA) 14.17 DEF. Joel Vaughan (AUS) 12.07
HEAT 2: George Pittar (AUS) 14.57 DEF. Ethan Ewing (AUS) 12.34
HEAT 3: Jordy Smith (RSA) 14.80 DEF. Luke Thompson (RSA) 12.33
HEAT 4: Barron Mamiya (HAW) 11.16 DEF. Seth Moniz (HAW) 9.93
HEAT 5: Jake Marshall (USA) 10.83 DEF. Joao Chianca (BRA) 10.64
HEAT 6: Griffin Colapinto (USA) 15.26 DEF. Dane Henry (AUS) 15.00
HEAT 7: Alejo Muniz (BRA) 11.56 DEF. Cole Houshmand (USA) 7.63
Remaining Rip Curl Pro Bells Beach Men’s Round Two Matchups
HEAT 8: Kanoa Igarashi (JPN) vs. Morgan Cibilic (AUS)
HEAT 9: Yago Dora (BRA) vs. Mateus Herdy (BRA)
HEAT 10: Crosby Colapinto (USA) vs. Marco Mignot (FRA)
HEAT 11: Leonardo Fioravanti (ITA) vs. Kauli Vaast (FRA)
HEAT 12: Filipe Toledo (BRA) vs. Eli Hanneman (HAW)
HEAT 13: Italo Ferreira (BRA) vs. Xavier Huxtable (AUS)
HEAT 14: Gabriel Medina (BRA) vs. Alan Cleland (MEX)
HEAT 15: Connor O’Leary (JPN) vs. Rio Waida (INA)
HEAT 16: Jack Robinson (AUS) vs. Samuel Pupo (BRA)
Rip Curl Pro Bells Beach Women’s Round Two Matchups
HEAT 1: Caroline Marks (USA) vs. Alyssa Spencer (USA)
HEAT 2: Bettylou Sakura Johnson (HAW) vs. Anat Lelior (ISR)
HEAT 3: Gabriela Bryan (HAW) vs. Francisca Veselko (POR)
HEAT 4: Tyler Wright (AUS) vs. Luana Silva (BRA)
HEAT 5: Molly Picklum (AUS) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
HEAT 6: Erin Brooks (CAN) vs. Lakey Peterson (USA)
HEAT 7: Caitlin Simmers (USA) vs. Nadia Erostarbe (ESP)
HEAT 8: Isabella Nichols (AUS) vs. Carissa Moore (HAW)
(黒本人志)






















