(渡邉壱孔) PHOTO: © WSL/Cait Miers

渡邉壱孔&松岡亜音がトップ通過!『World Junior Championships』初日

現地時間1月11日、2026年の最初のWSLのビッグイベント、『World Junior Championships』がフィリピンのルソン島、ラ・ウニオンで開幕した。

初日はメンズのOpening Roundから始まり、ウィメンズのOpening Roundに突入。
残り2ヒートを残して、この日のスケジュールは終了した。

会場の「アービズトンドビーチ」は公式4-6ftレンジとサイズは十分にあったが、風の影響で難しいコンディション。
それでもクオリティが高いライトのポイントブレイクはポテンシャルがある波もあった。

PHOTO: © WSL/Cait Miers
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渡邉壱孔&松岡亜音がトップ通過

(渡邉壱孔) PHOTO: © WSL/Cait Miers

WJCでの日本人選手は中塩佳那が昨年2位に入り、2019年には都筑有夢路が優勝したこともある。

今年はアジアリージョナルのランキングから渡邉壱孔、佐藤利希。
ウィメンズは松岡亜音、佐藤李。
ワイルドカード枠で池田未来が出場している。

Opening Roundは3人ヒートでトップだけがRound of 16に進み、残り2名がElimination Round行き。

渡邉壱孔、松岡亜音がラウンドアップを決め、佐藤利希、佐藤李、池田未来はElimination Roundに回ることになった。

(佐藤利希)
PHOTO: © WSL/Cait Miers

佐藤利希を倒したウィンター・ヴィンセント

(昨年2位のウィンター・ヴィンセント)
PHOTO: © WSL/Cait Miers

CT出場経験者やルーキーなど、多くの強豪がひしめく今年のWJC。

昨年2位に入ったウィンター・ヴィンセント(AUS)は佐藤利希、フィリピンのトロイ・エスペジョンが入ったヒートで7.00を含むトータル12.67で圧勝した。
すでにCTへのワイルドカード出場経験があり、CSランキングでも現在10位につけるなど、ジュニアの枠を超えた活躍を見せるウィンター。圧倒的なスピードを見せつけた。

「昨年は優勝まであと一歩だった。ここで良い時間を過ごせたよ。今年は最後のジュニアなんだ。この場所に戻ってくることを楽しみにしていた、ただイベントを楽しみにしていたのさ。手に入れたばかりの新しいボードが本当に調子良い。大きな決断、巨大な変化、このボードで挑む最初の大会に対して少しナーバスになった。でも、行けそうだね」

ハイエストはメキシコのルーカス・キャシティ

(17歳のルーカス・スキナーはElimination Roundへ)
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オープニングヒートではイギリス初のWJCタイトルを狙う17歳のルーカス・スキナーが接戦の末に敗退する波乱があった一方、次のヒートではオーストラリアのヒューイ・ヴォーンが勝利してメジャー選手の強さを発揮していた。

メンズサイドのハイエストを出したのは、メキシコのルーカス・キャシティ。

7.93と6.83をまとめ、トータル14.76。
シングル、ヒートスコア共にこの日一番の数字となった。

(ヒューイ・ヴォーン) PHOTO: © WSL/Cait Mier
(サーフボードが折れるほどのパワーのある波だった)
PHOTO: © WSL/Cait Mier

「昨年ブロンソン(メイディ)が見せたパフォーマンスは素晴らしかった。自分も彼がやったようなレベルのこと、つまりエアーやターンなどを狙っていきたいと感じている。それがターンになるかエアーになるかは、その時の波が何をさせてくれるか次第だけど、いずれにせよ、かなり質の高いものでなければならない。どこにポジションを取ればいいのか、実のところよく分かっていなかった。フリーサーフィンの間もずっと迷っていたよ。だから、自分のヒートの前に波を観察して、ブレイクしている場所にいようとしただけ。そう、シンプルに良い波を選ぼうとしたんだ」

昨年のWJCで2本の特大フルローテーションエアーをファイナルで決め、インドネシア初のチャンピオンとなったブロンソン・メイディは同世代の偉大な存在になっている。

彼と同じインドネシア出身ですでにQSのビッグイベントで優勝経験があるディラン・ウィルコキセンと2023年の『ISA World Junior Surfing Championship』のU18ボーイズで優勝したブラジルのライアン・カイナロとのヒートはルーカスをプッシュするのに十分なハイレベルな戦いとなり、唯一全ての選手のトータルスコアが2桁になっていた。

その他、ISAで2階級制覇を達成したオーストラリアのデイン・ヘンリーが余裕のラウンドアップを決めた。

(デイン・ヘンリー) PHOTO: © WSL/Cait Miers

ウィメンズのハイエストはペルーのアリーナ・ロドリゲス

(アリーナ・ロドリゲス) PHOTO: © WSL/Cait Miers

8ヒート中、6ヒートが進行したウィメンズサイドはH1でブラジルのローラ・ラウップが快勝。
25年CTルーキーのベラ・ケンワーシー(USA)、姉妹でISAイベントでも活躍を続けているバスク出身のハニレ・ゴンサレス・エチャバリとアネット・ゴンサレス・エチャバリも勝ち上がっていた。

ハイエストはメンズを含めての唯一の8ポイントを出したペルーのアリーナ・ロドリゲス。
ヨーロッパリージョナルのチャンピオン、ポルトガルのマリア・サルガド、フィリピンのカスレヤ・カサルスを相手にトータルでも14.20と他を圧倒するスコアを揃えて圧勝した。

(アリーナ・ロドリゲス) PHOTO: © WSL/Cait Miers

「ハイスコア出してヒートを通過できたのは嬉しい。昨年もワールドジュニアを経験したので、この波のことは理解しているし、自信もある。特に波が上がった時はビッグセクションを見つけるのが簡単になるので、やりやすいわ。今日は難しい波だったので、冷静さを保った。いざチャンスが巡ってきた時には、自分は絶対にそれを成功させることができるんだと心から信じることが大事ね」

昨年のWJCで3位に入ったアリーナ。20歳となり、ジュニアとしては最後の年を迎える。

残りヒートには一昨年に優勝したオーストラリアのシエラ・カーが控えている。

大会2日目のファーストコールは現地時間1月12日7時30分(日本時間同日8時30分)で35分後にスタート予定。
ウィメンズのOpening Roundの残りヒートから始まり、Elimination Roundが行われる。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

Men’s Opening Round Results:
HEAT 1: Oliver Zietz (NLD) 13.17 DEF. Lukas Skinner (GBR) 11.34, Willem Watson (AUS) 9.26
HEAT 2: Hugh Vaughan (AUS) 8.83 DEF. Keoni Lasa (EUK) 8.04, Nadav Attar (ISR) 7.33
HEAT 3: Conor Donegan Dos Santos (ESP) 10.76 DEF. Lennix Smith (AUS) 8.17, Toby Espejon (PHL) 5.57
HEAT 4: Winter Vincent (AUS) 12.67 DEF. Troy Espejon (PHL) 7.17, Riki Sato (JPN) 6.77
HEAT 5: Lucas Cassity (MEX) 14.76 DEF. Ryan Kainalo (BRA) 12.50, Dylan Wilcoxen (INA) 10.33
HEAT 6: Ikko Watanabe (JPN) 9.16 DEF. Connor Slijpen (RSA) 7.73, Gabriel Klaussner (BRA) 5.73
HEAT 7: Dane Henry (AUS) 11.83 DEF. Alfonso Suarez (ESP) 6.80, Ben Esterhuyse (RSA) 4.23
HEAT 8: Will Deane (USA) 10.50 DEF. Rickson Falcao (BRA) 9.74, Kingston Panebianco (HAW) 8.46

Men’s Elimination Round Matchups:    
HEAT 1: Lennix Smith (AUS) vs. Troy Espejon (PHL)
HEAT 2: Alfonso Suarez (ESP) vs. Gabriel Klaussner (BRA)
HEAT 3: Keoni Lasa (EUK) vs. Toby Espejon (PHL)
HEAT 4: Ryan Kainalo (BRA) vs. Ben Esterhuyse (RSA)
HEAT 5: Connor Slijpen (RSA) vs. Lukas Skinner (GBR)
HEAT 6: Willem Watson (AUS) vs. Kingston Panebianco (HAW)
HEAT 7: Rickson Falcao (BRA) vs. Dylan Wilcoxen (INA)
HEAT 8: Nadav Attar (ISR) vs. Riki Sato (JPN)

Women’s Opening Round (Heats 1-6) Results:
HEAT 1: Laura Raupp (BRA) 12.83 DEF. Stella Green (AUS) 8.33, Anastasia Venter (RSA) 6.03
HEAT 2: Annette Gonzalez Etxabarri (EUK) 11.60 DEF. Zoey Kaina (USA) 9.96, Skai Suitt (HAW) 9.63
HEAT 3: Arena Rodriguez Vargas (PER)    14.20 DEF. Maria Salgado (POR) 10.16, Cathleya Casals (PHL)    2.50
HEAT 4: Bella Kenworthy (USA)    10.37 DEF. Catalina Zariquiey (PER) 8.84, Mara Lopez (PHL) 6.03
HEAT 5: Janire Gonzalez Etxabarri (EUK) 9.27 DEF. Sumomo Sato (JPN) 9.03, Luara Mandelli (BRA)    5.56
HEAT 6: Anon Matsuoka (JPN) 10.83 DEF. Mirai Ikeda (JPN) 10.60, Carla Morera de la Vall (ESP) 8.17

Women’s Opening Round Matchups Remaining:
HEAT 7: Talia Swindal (USA) vs. Vaihitimahana Inso (HAW) vs. Emily Jenkinson (RSA)    
HEAT 8: Reid Van Wagoner (USA) vs. Sierra Kerr (AUS) vs. Isla Huppatz (AUS)

(黒本人志)

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