現地時間12月5日、18歳以下のジュニアによるISAイベント、WJSCこと『ISA World Junior Surfing Championship』がペルーで開幕!
まずは世界各国から集まった424名のトップジュニアサーファーたちによるオープニングセレモニーが行われた。
12月6日〜14日に行われる熱戦を前に、各国の士気が高まった1日だった。
史上最多となる57カ国が参加

今年のWJSCは昨年を上回る史上最多の57カ国・地域の代表チームが参加。
プンタ・ロカス・ハイパフォーマンスセンターのボードウォークで行われたパレードに続き、各国から持ち寄ったビーチの砂を一つの容器に注ぐ恒例の「サンド・オブ・ザ・ワールド」が行われた。
これはサーフィンを通じて世界の国々が平和的に集うことを象徴する重要な儀式でもある。


今回、アンゴラ、インド、セントルシア、スロベニアの4チームがWJSC初出場。中でも最も新しい加盟国の一つであるセントルシアは、ISAのイベント自体への参加が初となる。
オープニングセレモニーの壇上にはペルー・スポーツ庁(IPD)のホセ・ルイス・カサス氏、FENTA(ペルー・サーフィン連盟)の会長のエルフリ・アルフォンソ・ナバレテ・ナロ氏、ISA副会長のカリン・シエラルタ氏とジャン=リュック・アラサス氏などが出席。
選手宣誓はオーストラリアチームのキャプテンであるミラ・ココ・ブラウンと、ISAジャッジのジャクリーン・シルバ氏が務め、スポーツマンシップを誓った。



メダリスト10名が参加

424名の参加者の中には、過去のメダリスト10名が含まれている。
2024年のU16金メダリスト、オーストラリアのジギー・アロハ・マッケンジー、スペインのディラン・ドネガンは揃ってU18ディビジョンに上がり、2度のU16メダリストであるイングランドのルーカス・スキナーとフランスのクレモンス・シュルシュも、これまで以上に強い決意を胸にU18デビューを果たす。
WJSCはオリンピックへの登竜門として確立されており、これまでオリンピックに出場したサーファー72名のうち、59名が過去にWJSCに参加しており、そのうち32名は同大会のメダリストでもある。
また、パリ五輪で15歳の史上最年少でサーフィン競技に出場した中国のスーチー・ヤンも出場する。
式典の最後にはペルーにおけるサーフィンの長い歴史を称え、伝統的なトトラ舟(カバジートス・デ・トトラ)がプンタ・ロカスの波に乗る様子が披露され、幕を閉じた。

Photo: ISA/Pablo Jimenez

フェルナンド・アギーレ氏のメッセージ
プンタ・ロカスは、ISAにとって非常に特別で歴史的な場所です。
私たちの歴史のほぼ始まりである1965年以来、ここでISA世界サーフィン選手権が開催されてきました。
今回、記録的な数の参加国、そしてサーファーとサポートチームを合わせて記録的な数の参加者を迎えることができ、本当に嬉しく思います。
ペルーには700人近くの人々が集まっています。これは本当に素晴らしいことです。
世界中のジュニアサーフィンの持つ力、驚異的な人気、そしてその素晴らしい勢いを証明するものです。
主催者であるFENTA(ペルー・サーフィン連盟)、ペルー・スポーツ庁(IPD)、そしてペルー政府とペルー国民の皆様に、このような素晴らしいイベントを開催していただいたことに感謝いたします。
波を楽しみ、旧友と再会し、新しい友達を作ってください。
それこそがISA世界選手権の真の精神です。
大会初日は現地時間12月6日6時45分コールの7時(日本時間の同日21時)にスタート予定。
プンタ・ロカスでU18ガールズ、エル・ボスケでU16ボーイズのR1が行われる。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(黒本人志)
























