WSLアジア太平洋支部(APAC)がWSLの「オフィシャルミルク」であるBonsoy(オーストラリア発の植物性ミルクブランドで、特に豆乳で知られている)とのパートナーシップを拡大し、QSアジアリージョナルシリーズへの協力関係を発表した。
今年6月から11月にかけて5戦のQS6,000イベントが開催され、それらをシリーズ化してポイントランキングを競う。
「Bonsoy Asia Super Series」概要
現在予定されているQS6,000の5戦は以下。
・QS6,000『Krui Pro』
6月11日〜17日/スマトラ南部・インドネシア
・QS6,000『Nias Pro』
6月21日〜26日/ラグンドリ湾・インドネシア
・QS6,000『Siheung Korea Open』
7月18日〜20日/京畿道・始興(韓国)
・QS6,000『Tahara Pro』
9月16日〜21日/愛知県田原市(日本)
・QS6,000『Taiwan Open of Surfing』
11月5日〜11日/台東・金樽漁港(台湾)
「Bonsoy Asia Super Series」はQSとは別のシリーズランキングが設けられ、『Taiwan Open of Surfing』終了後には、賞金と2025年アジアリージョナルのベストサーファーの称号が贈られる。
また、カレントリーダーはCTのイエロージャージに相当する「Bonsoyリーダージャージ」を着用する。
「WSLはBonsoyとのパートナーシップが継続し、更ににアジア地域に拡大されることを非常に嬉しく思っています。アジアのQSは、インドネシアのニアス、日本、台湾など、世界屈指の波を誇る場所で開催され、WSLの中でも最も魅力的なシリーズの一つです。これらのロケーションで活躍するサーファーたちは、称賛に値する素晴らしい才能を持っています。この素晴らしい地域とサーファーたちに光を当ててくれるBonsoyに心から感謝します」
WSL APACプレジデント・アンドリュー・スターク氏
「私たちBonsoyにとって、アジアはビジネスでもプライベートでも長年深い繋がりのある場所です。そのアジアで、WSLとのパートナーシップが『ASIA SUPER SERIES』にまで拡大されたことを発表できるのは本当にエキサイティングなことです。各地のブレイク、食文化、人々——このシリーズは長い時間をかけて準備されてきましたが、Bonsoyと私たちのお客様にとって、その気持ちは“ワクワク”という言葉では表現しきれません」
Bonsoyのマーケティングディレクター・ラファエル・ウィルソン氏
アジアリージョナルが新たなステージに

PHOTO: © WSL/Tim Hain
QSグレードが上がることにより、ポイントだけでなく賞金額も大幅に増加する。
例えば、5月に浜松で開催されたQS2,000の優勝賞金は男女平等で1,600ドル(日本円で約23万円)だったが、6月にインドネシアのクルイで開催されたQS6,000『Krui Pro』の優勝賞金が男女平等で6,492ドル(日本円で約95万円)と大きな差がある。
これにシリーズでの賞金を加えるとこれまでのQSアジアリージョナルとは全く異なる待遇となり、サーファーにとって魅力的なステージとなる。

PHOTO: © WSL/Tim Hain
すでに「Bonsoyリーダージャージ」は導入されており、浜松で優勝した渡邉壱孔と中塩佳那が『Krui Pro』で着用。
『Krui Pro』の結果により、すでに開幕している『Nias Pro』では、金沢呂偉と松岡亜音がこのジャージを着用する。

なお、『Nias Pro』はご覧の通り、素晴らしいコンディションに恵まれているので、ぜひライブ中継をチェック!
インドネシアを有するアジアリージョナルはポイントや賞金だけではなく、サーファーにとって一番重要な波にも魅力がある。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(黒本人志)