現地時間2月20日、国際サーフィン連盟(ISA)が国際オリンピック委員会(IOC)によって承認された2028ロス五輪サーフィン競技の予選システムを公開した。
2028ロス五輪サーフィン競技はカリフォルニア州サンクレメンテのローワー・トラッセルズで開催される。
なお、前日まで噂されていた新制度通り、CT枠が男女各5名に縮小している。
過去2大会からの主な変更点
2028年ロス五輪の予選システムは、東京2020、パリ2024大会からいくつかの重要な変更が加えられた。
ISAは今回の更新について、「世界最高峰のパフォーマンスを発揮するサーファーが確実に予選を通過できる可能性を広げると同時に、世界的な代表権の公平性と、サーフィンの継続的な発展というオリンピックの普遍的価値を両立させるもの」と説明している。
◾️注目すべきポイント
1.1カ国あたりの最大枠が拡大
各国オリンピック委員会(NOC)ごとの最大出場枠が、男女各3名に増加。
2.WSG出場義務の緩和
これまでCTですでに出場権を得た選手にも課されていたWSGへの出場義務が撤廃。
3.階層的システムの継続
優先度の高い大会から順に枠が割り当てられる仕組みは維持される。
あるNOCの特定の性別で3名の枠が埋まった場合、それ以下の優先順位の大会から同国のアスリートが枠を獲得することはできない。
予選システム概要
選手数:男女各24名(過去2大会と同数)
出場枠の性質:2026年・2027年WSGの国別優勝枠を除き、原則として個人ベースで獲得。
再配分:枠が未使用となった場合は、主に2028年WSGの次点候補者に再配分される。
男女各24名の内訳

1.2028年CTで男女各5名。
2028年6月中旬時点の上位5名の資格のあるアスリート。
1国につき最大1名。
2.2028年WSGで男女各10名。
上位10名の資格のあるアスリート。
1国につき最大1名。
3.大陸別枠
◾️2026年アジア競技大会
男女各1枠。
最高ランクの資格のあるアスリート。
◾️2027年パンアメリカン競技大会
男女各1枠。
最高ランクの資格のあるアスリート。
◾️2027年ヨーロッパサーフィン選手権
男女各1枠。
最高ランクの資格のあるアスリート。
◾️2027年WSG
アフリカに男女各1枠、およびオセアニアに男女各1枠。
最高ランクの資格のあるアスリートに与えられる。
当該アスリートは全体で上位25位以内に入らなければならない。
4.2026年および2027年WSG
性別ごとの国別団体順位で優勝した国が性別あたり1つの枠を獲得する。
5.開催国枠
上記の階層を通じてすでに埋まっていない限り、開催国であるアメリカ合衆国は性別あたり1つの枠が保証される。
6.ユニバーサリティ枠
発展途上の国々のために性別あたり1つの枠。
資格のあるNOCは申請を行う必要がある。
指名されたアスリートは、2027年または2028年のWSGにおいて上位40位以内に入らなければならない。
ISA関係者のコメント
◾️ISA副会長 サリー・フィッツギボンズ
「オリンピック・サーフィン予選システムの更新は、オリンピックの舞台における我々のスポーツにとって意義深く、かつ重要な前進である。プロリーグの予選を通じてジェンダー平等を確保することは、すべてのアスリートに対する公平性と機会というISAのコミットメントを反映している。大陸別大会の役割を拡大することは、世界的な才能の層が厚くなっていることを認識し、オリンピックの舞台におけるより大きな普遍性を促進する。この進化は競技のバランスを強化し、オリンピックが真に最も公平で平等な形でサーフィンを披露することを確実にする助けとなる」
◾️ISAアスリート委員会委員長 ジャスティン・デュポン
「過去2回のオリンピックからの素晴らしい進歩である、この更新されたオリンピック予選システムを支持できることを嬉しく思う。我々は委員会において、学習事項を振り返り、さまざまなシナリオを検討し、アスリートの意見に耳を傾けることに多くの時間を費やした。我々のスポーツが持つ多様な世界的利益の間で適切なバランスを見つけることの重要性を理解しており、それこそがオリンピック競技を極めてユニークで特別なものにしている。予選のための競争が始まるのが待ちきれない」
◾️ISA会長 フェルナンド・アギーレ氏
「サーフィンが3度目のオリンピック予選サイクルを開始する、非常に特別な瞬間である。我々は今、カリフォルニアにある世界屈指のハイパフォーマンスな波の一つ、ローワー・トラッセルズで頂点に達する新たな旅を始める」
「東京2020で我々が目にしたものは、極めて極めて特別なものであった。そして、パリ2024のためにチョープーで目にしたものは、さらに信じられないほどのものであった。それらの信じがたい瞬間、時代を定義する映像、そして全世界がサーフィンに目を向けた。それは我々のスポーツがこれまでに見た中で最大の観客数であった。タヒチは東京とは異なる方法でオリンピックの舞台におけるサーフィンの力を我々に示し、トラッスルズはまたさらに新しい光の中にサーフィンを映し出すだろう」
「予選システムの更新は、世界最高のサーファーたちがLA28での場所を獲得するために可能な限り最高の機会を持つことを確実にするというISAの献身を反映している。我々はIOC、アスリート、およびその他のステークホルダーと密接に協力し、明確で公平なプロセスを提供した」
「LA28、ローワー・トラッセルズ、そしてこの予選システムにより、世界中からの最高のサーファーたちが、自らの場所を勝ち取り、オリンピックの夢を生き、そしてもう一つの忘れられないショーを届けるチャンスを得ることを我々は確信している」
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(黒本人志)














