(ベスト8入りを決めた渡邉壱孔) PHOTO: © WSL/Cait Miers

渡邉壱孔&松岡亜音がベスト8入り!『World Junior Championships』3日目

現地時間12月13日、20歳以下の世界一を決める『World Junior Championships』は大会3日目を迎え、ウィメンズのElimination Roundの残りヒートから始まり、メンズ、ウィメンズ共にベスト8を決めるRound of 16が終了した。

会場のフィリピンのルソン島、ラ・ウニオン「アービズトンドビーチ」は前日より更にサイズダウン。
風の影響が入った難しいコンディションだったが、世界トップのジュニアは素晴らしいライディングを披露していた。

粘り勝ちの渡邉壱孔

PHOTO: © WSL/Cait Miers

3名の日本人選手が残ったRound of 16。

まず、メンズのH6でアメリカのジュニアチャンピオン、ウィル・ディーンと戦った渡邉壱孔。

序盤はウィルが立て続けに2本乗って5ポイント台を2本まとめたが、渡邉壱孔は粘り強くセットを待つ作戦。
プライオリティを有効に使い、ヒート一番の波をキャッチしてスピードあるライディングでインサイドまで繋ぎ、7.50をスコアして流れを変えた。

ウィルも6.67とバックアップを伸ばしていたが、渡邉壱孔は次の波で5.83を重ねてトータル13.33。
後半に更にバックアップを伸ばしてきたウィルを交わしてQF行きを決めた。

「30分というヒートの中で1本は絶対に一番良い波に乗りたいと思っていたので、待って待って波が来たので良かったです。ヒートのプレッシャーは結構気持ち良く、楽しめた良いヒートだったと思います。ボードはシャープアイのPUで、この試合に向けて頼みました。急いで3日で作ってもらいました。File Fifty (ファイルフィフティ)調子良いです」

「いつも応援ありがとうございます。ここの波は自分のサーフィンのペースに合っている波質だと思うので、次のヒートもこの調子で頑張りたいと思います。応援宜しくお願いします。泊まっている宿が一番山の上で、足腰鍛えられるんで、そこを登って下って良いトレーニングをして寝たいと思います」

QFではオーストラリアのウィンター・ヴィンセントとのカード。
ワイルドカードでCT出場経験があり、CSでも現在ランキング10位の強豪。
Round of 16でも数少ない8ポイントを出していた。

日本人対決を制したのは?

松岡亜音と池田未来は同カードとなり、ミドルスコア勝負になった。
グーフィーフッターの松岡亜音、レギュラーフッターの池田未来。

午後になって更に風の影響が強まる中、池田未来が最初にポテンシャルがある波をキャッチして難しいセクションも繋ぐが、フィニッシュまである波ではなく、4.50。
次に松岡亜音がバックハンドで5.67を返し、更に4.73を重ねてヒート中盤でトータル10.40。
後半はポテンシャルがある波が入らず、松岡亜音がこのヒートを制した。

PHOTO: © WSL/Cait Miers
PHOTO: © WSL/Cait Miers

「次のラウンドに進めて嬉しいです。未来は良いサーファーで、小さな頃から知っている仲。好きなサーファーの一人でもあります。未来とのバトルは楽しかったです。毎日コンディションが変わっていますが、良い波を見て乗ることに集中しています。ヒート前はコーチと話し、インサイドボウルが良さそうだと判断しました。その波を狙って乗れて嬉しいです。ヒートの後半は波数が減ってしまい、厳しかったです」

「ライブで応援してくださっているみなさんありがとうございます。Round of 16を勝てて次はQFに行くことができました。凄く調子が良いので、このボードとラ・ウニオンで自分のサーフィンを思い切り発揮して次もラウンドアップできるように頑張ります。応援宜しくお願いします」

QFではオーストラリアのアイラ・ハッパッツとのカード。
前日には大会唯一の9ポイントを出し、この日もウィメンズのハイスコアのラインだった7ポイント台を出していた。

優勝候補を倒したレニックス・スミス

(大会3日目のハイエストを出したレニックス・スミス) PHOTO: © WSL/Cait Miers

大会3日目のハイエストを出したのはオーストラリアのレニックス・スミス。
8.33を含むトータル16.16で優勝候補の筆頭だったイギリスのルーカス・スキナーに圧勝した。

「疲れ果てたよ。ルーカスは非常に並外れた才能の持ち主。だから、これほど消耗しているんだ。自分の全エネルギーを使い果たさなければならなかったからね。ただ、全ての仲間たちとここでの時間を楽しんでいるよ」

その他、オーストラリアのデイン・ヘンリー、ブラジルのリクソン・ファルカン、ガブリエル・クラウスナー。
フランスのオリバー・ツィーツ、イスラエルのナダヴ・アタルがベスト8入り。

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ウィメンズのハイエストは2025年CTルーキー

(ベラ・ケンワーシー)
PHOTO: © WSL/Cait Miers

ウィメンズサイドはアメリカのベラ・ケンワーシーがブラジルのルアラ・マンデリを相手に7.83を含むトータル14.00のハイエストスコアを出していた。
19歳、2025年CTルーキーでもあるベラは、長いオフシーズンの間に名誉あるWJCチャンピオンの称号を加えることを目指している。

「あのヒートを勝ち上がれて本当に嬉しい。波の状態は非常に判断が難しかっけど、いくつか波を掴むことができて満足しているわ。競技から離れて休息を取ることは、私にとって非常に有意義なことだった。多くのサーフトリップに出かけ、ただ純粋に楽しんでいたけど、再び試合のジャージに袖を通すことができたのは、間違いなく素晴らしいことよ。その感覚を恋しく思っていたので、この場にいられて幸せ。ワールドジュニアのチャンピオンになることは、凄い達成感があると思う。私の目標はここに来て再びジャージを着用し競技に戻ることだったけど、勝利を手にすることができれば、それは最高の結果となるわ」

その他、スペインのカルラ・モレラ・デ・ラ・バリ、ハワイのヴァイヒティマハナ・インソ、オーストラリアのシエラ・カー、ペルーのカタリナ・サリキエイ、バスクのハニレ・ゴンサレス・エチャバリが勝ち上がっている。

大会4日目のファーストコールは現地時間1月14日7時30分(日本時間同日8時30分)で35分後にスタート予定。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

Women’s Elimination Round Results:
HEAT 7: Vaihitimahana Inso (HAW) 12.53 DEF. Stella Green (AUS) 6.43
HEAT 8: Catalina Zariquiey (PER) 12.66 DEF. Maria Salgado (POR) 11.10

Women’s Round of 16 Results:
HEAT 1: Carla Morera De La Vall (ESP) 11.40 DEF. Arena Rodriguez (PER) 10.33
HEAT 2: Vaihitimahana Inso (HAW) 12.93 DEF. Talia Swindal (USA) 12.07
HEAT 3: Isla Huppatz (AUS) 13.50 DEF. Annette Gonzalez Etxabarri (EUK) 10.16
HEAT 4: Anon Matsuoka (JPN) 10.40 DEF. Mirai Ikeda (JPN) 8.20
HEAT 5: Bella Kenworthy (USA) 14.00 DEF. Luara Mandelli (BRA) 9.17
HEAT 6: Sierra Kerr (AUS) 12.84 DEF. Reid Van Wagoner (USA) 10.46
HEAT 7: Catalina Zariquiey (PER) 13.66 DEF. Laura Raupp (BRA) 12.23
HEAT 8: Janire Gonzalez Etxabarri (EUK) 12.70 DEF. Zoey Kaina (USA) 10.00

Women’s Quarterfinals Matchups:
HEAT 1: Carla Morera De La Vall (ESP) vs. Vaihitimahana Inso (HAW)
HEAT 2: Isla Huppatz (AUS) vs. Anon Matsuoka (JPN)
HEAT 3: Bella Kenworthy (USA) vs. Sierra Kerr (AUS)
HEAT 4: Catalina Zariquiey (PER) vs. Janire Gonzalez Etxabarri (EUK)

Men’s Round of 16 Results:
HEAT 1: Lennix Smith (AUS) 16.16 DEF. Lukas Skinner (GBR) 11.93
HEAT 2: Rickson Falcao (BRA) 13.97 DEF. Ryan Kainalo (BRA) 12.94
HEAT 3: Gabriel Klaussner (BRA) 14.10 DEF. Keoni Lasa (EUK) 10.56
HEAT 4: Dane Henry (AUS) 14.14 DEF. Willem Watson (AUS) 12.90
HEAT 5: Winter Vincent (AUS) 14.83 DEF. Hugh Vaughan (AUS) 10.16
HEAT 6: Ikko Watanabe (JPN) 13.33 DEF. Will Deane (USA) 12.64
HEAT 7: Oliver Zietz (NLD) 13.94 DEF. Conor Donegan Dos Santos (ESP) 13.43
HEAT 8: Nadav Attar (ISR) 15.16 DEF. Lucas Cassity (MEX) 12.00

Men’s Quarterfinals Matchups:
HEAT 1: Lennix Smith (AUS) vs. Rickson Falcao (BRA)
HEAT 2: Gabriel Klaussner (BRA) vs. Dane Henry (AUS)
HEAT 3: Winter Vincent (AUS) vs. Ikko Watanabe (JPN)
HEAT 4: Oliver Zietz (NLD) vs. Nadav Attar (ISR)

(黒本人志)

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