Instagram @stab

初のトランスジェンダーチャンピオンが誕生

オーストラリア出身のロングボーダー、サーシャ・ジェーン・ローワーソンが、先日彼女のホームで行われた西オーストラリアの州大会『2022 WA Longboard & Logger State Championships』のウィメンズオープン部門とロガー部門の両方で優勝した。

この彼女の勝利が海外メディアで取りだたされ、サーフィンコミュニティで論争の的になっている。なぜなら、それは彼女がサーフィンで活躍する初のトランスジェンダー女性、トランスアスリートのチャンピオンと言われているからだ。

本件についてSNSではサーシャの歴史的勝利をストレートに称賛するものもあれば、女性ではないと否定的な言葉も散見される。
また、世界のトップサーファーたちも意見を述べており、考え方やあり方は自由だし尊重はするけど別のディビジョンを作るべきだ、などの声もあり、スポーツ界における女性の平等と機会均等のために懸命に戦ってきた「女性」たちにとっても非常に複雑なテーマとなっている。

トランス女性アスリートは絶対にスポーツに参加する必要があると思う。でも女性アスリートにとっても公平でなければならないし、生物学的利点を考慮する必要がある。解決策は分からないけど、敬意を表して協調的な会話をすることから始めるのがよいのでは。(抜粋)

ケアラ・ケネリー

考え方やありたい姿は自由だけど、別の部門を作るべきだと思う。

べサニー・ハミルトン

トランス部門を作れば、このような混乱は起きないのでは?

ケリー・スレーター

今回サーシャがウィメンズのカテゴリーで参加できたのは、オリンピックを支援する組織でもあるSurfing Australiaにより、トランスアスリートが「識別された性別のカテゴリー」での競技を許可することに支持の裁定を下したことによる。
そのため、オリンピックと同レベルのテストステロンやホルモンに関する科学的かつ肉体的な制限が課されるのだが、彼女はそれらをすべてクリアして出場している。

サーシャが女性として参加したイベントは今回で2戦目。初戦ヌーサでは10位入賞にとどまったため、今回のように騒ぎが大きくならなかったようだ。

海外メディアでは、サーシャ自身の思いも語られており、興味のある方はぜひチェックして欲しい。

参考記事)
https://www.theinertia.com/surf/sasha-jane-lowerson-first-trans-surfer-to-win-a-longboard-competition-speaks-out-on-her-journey/
https://stabmag.com/features/in-longboarding-the-girls-are-so-much-better-than-the-guys-and-thats-just-a-fact/

(THE SURF NEWS編集部)

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。