【★試合総評】

オリンピックのサーフィン競技初の金メダルをかけての戦い。

日本の五十嵐カノアは自ら最もこのオリンピックに真剣に取り組んできたと話していました。
ブラジルのイタロは2019年のワールドチャンピオン。SFでチームメイトのメディナがカノアに最後に倒されたこともあり、国の誇りをかけて熾烈な争いが予想されました。
ファイナルはイタロのサーフボードが折れるというハプニングからスタート。

序盤は日本のカノアがリードを握りますが、すぐにイタロが挽回。満潮に近付いて厚い波が増えたのを見てエアリアルよりもターンで確実にスコアを伸ばす戦略に変更していました。
カノアはリズムを崩したように波選びにも苦戦。

後半には一本の波では逆転できないコンビネーションに追い込まれることに…。
イタロは終了間際に更にスコアを伸ばして文句なしの金メダル獲得でした。

五十嵐カノア Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida
イタロ金メダル確定の瞬間 Photo: THE SURF NEWS/Kenji Iida