フィリピン南東部にスーパー台風上陸、シャルガオ島・クラウド9も大規模被災

12月16日、フィリピン南東部にスーパー台風「ライ」が直撃。風速が時速195キロにも達し、シャルガオ、ディナガット、ミンダナオなどが大きな被災を受けている。

世界クラスのリーフブレイク、クラウド9のあるシャルガオ島では今回のスーパー台風によって、400人近い死亡者が出ており、50万人以上が避難生活を送らなくてはならない状況だ。

観光地として栄えていた中心部のジェネラル・ルナもその面影はなく、北沿岸部を中心に多くの被害があり、コンクリート造の家はなんとか持ち堪えているものの、屋根が外れていおり、多くの木造住宅は全壊したものの少なくはない。

Photo: @camillerdp
あのクラウド9タワーも姿を消してしまった。Photo: @camillerdp

台風直撃時、故郷のシャルガオに帰っていたロングボーダーのジョーシー・プレンダーガストは、高台のコンクリート造りの叔父の家に避難していた。「恐ろしさのあまり、地下に隠れて、祈り泣く事しかできず、死ぬかと思った。台風がさった後、どのように生き残って行ったらいいのかわからなかった。」とStab誌に語っている。現在、彼女はマニラに到着し、より多くの支援を募っている。

一部の地域ではインターネットが回復し、半壊しているシャルガオ空港や港を通して、近隣の地域や政府、NGOなど様々なコミュニティーからの迅速な支援が行われており、中心部の住民はなんとか食べ繋ぐことができているようだ。しかし、被災から7日間経過したクリスマスイブでも、近隣の各島を中心に木の倒壊による耐えがたい猛暑、脱水症状、食糧不足、電源やインターネットもないなど、苦しい状況が続いている。

また、ホリデーシーズンが終了した後の、2年以上も続いていたロックダウンの解除にむけて観光業の準備がなされていたシャルガオであったが、今回の台風によって、ほとんどの建物が一掃されてしまったため、長期的な立て直しにも時間と労力がかかることは必至のようだ。

Photo: @camillerdp
Photo: @camillerdp

現在、フィリピン国内外で複数の支援プログラムが立ち上がり寄付を募っている。今回写真を提供してくれたシャルガオ在住のフォトグラファーCamille Robiou du Pontも寄付プロジェクトを開始しており、集まったお金はシャルガオでの支援活動をしているNGO「Lokal Lab」に送るとしている。

【寄付団体一覧】

Help Siargao Island recover after Typhoon Rai
https://www.gofundme.com/f/help-siargao-island-recover-after-typhoon-rai

Waves For Water Program
https://www.wavesforwater.org/programs/11661-super-typhoon-odette-response

Green House Siargao
https://www.gofundme.com/f/relief-for-our-friends-at-green-house-siargao

Grom Nation Siargao
https://www.instagram.com/gromnationsiargao/

(THE SURF NEWS編集部)

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