オリンピック期間中のベストデーの志田  Photo: snowy

五輪期間の殆どはヒザ波。オリンピックが今年だったら、どうだったか?

F+(エフプラス)

お盆休みいかがでした?
私はこのお盆時期は毎年締め切りで、お盆休みもへったくれもない感じでただひたすらパソコンに向かっていたわけですが、二十数年ぶりにボケボケしたお休み。締め切りに追われないって、ステキ! 空港に行かなくてもいいのもステキ!
千葉はこの期間、超「密」でしたね。そんなにBBQするか? ってぐらい、どこもかしこも連日BBQ、この辺はオリンピックを目当てに作られたレンタルハウス的なものもあちこちにあって、もうそのあたりは一斉にBBQ、子供の水浴びプール、大人のサーフィンみたいな。

オリンピックは今年じゃなくて良かったかな。ある意味延期ラッキー。予定されていた期間のほとんどはヒザ波、予備日の最後に2日ぐらい胸、肩、潮回りのいいときにはもうちょっと、みたいな日もあったけど、一日中いいわけでもなく、日本人からしたら、夏の千葉であの波はけっこういい、と思うけど、CTツアーのスタンダードから見たら、あの波で試合やるってことは、この先全くないんだね、というレベルの最低ライン。無理にやればやれるけど、ちっともよくない感じだと思う。
やっぱりね、夏に日本で波といえば、何がどうしたって台風に左右されるわけで、台風が近海になければどうにもならないのが現実だと思う。そしてそうなると、直撃したら最低、みたいなことも起こりうるわけで、夏のサーフイベントは難しい。

サーフランチタグマッチ優勝のフィリッペとココ・ホー PHOTO: © WSL/Lawrence

WSLでは世界のあちこちで、地域限定イベントが行われていて、カリフォルニアにいる人が集まってプールでタグマッチみたいなのがオンだったけど、なんだろうね、なんかそそられなかった。あ、そう……みたいな(笑)。
移動ができないので、その辺にいる人でやるわけだけど、なんかねぇ、そこまでして今やる必要というか、意味というかがあるんだろうか、みたいなことを考えてしまう。
なんか、すっかりコンテストに興味が持てなくなってしまった自分に驚いている。

オーストラリアレッグがキャンセルになってからも長いことオーストラリアにいたケリーもプールイベントには参加 PHOTO: © WSL / Morris

まぁ、コロナが収まってツアーが完全復活したところで、ジョンジョンVSブラジルトリオという展開は間違いないわけだから、それが非常に興味深いのかどうなのか、技術的にはエアーゲーム傾向になっていくわけで、それが非常に興味深いのかどうなのか、それよりなにより、たった一日でワールドチャンピオン決めちゃうのがエキサイティングなのかどうなのか……考えれば考えるほど興味が失せていく酷暑の夏を過ごしている。

F+編集長つのだゆき

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