東京オリンピックサーフィン日本代表 大原洋人 プロフィール 【2021年版】

11月1日〜3日に開催された『第2回ジャパンオープンオブサーフィン』で優勝、2021年5月末からエルサルバドルで開催された『ISAワールドサーフィンゲームス』で東京オリンピックの出場権を獲得した大原洋人。彼の経歴や家族などを紹介する。

▼東京五輪サーフィン特設ページ ヒート表・試合結果も配信!▼

▼目次
1.基本プロフィール
2.大原洋人とサーフィン
3.スポンサー・所属
4.プライベート〜家族
5.メディア

■基本プロフィール

PHOTO:© WSL / Dunbar

名前:大原洋人(おおはら ひろと)
生年月日:1996年11月14日(24歳)
出身地:千葉県長生郡一宮町
身長:162cm
体重:62kg
血液型:A型
・公式Instagram
@hirotoohhara
・公式YouTube
リトルジャパニーズ

■大原洋人とサーフィン

(2015年 USオープンで日本人初優勝の快挙を成し遂げた)
PHOTO:© WSL/Morris

2015年の『Vans US Open of Surfing』、ゴルフやテニスの全米オープンに相当するこの大きな大会で18歳にして日本人初の優勝という快挙を成し遂げ、世界中のサーファーから脚光を浴びることになった大原洋人。

更にこの勝利を世界に知らしめたのが表彰台での“伝説のインタビュー”。「賞金100,000USドル(約1,240万円)の使い道は?」との問いに、「免許をとって車を何台も買いたいね(笑)」というセリフが、当時海外で流行っていたネット俗語「THUG LIFE(生涯チンピラ的な意味)」のテロップと共にSNSで拡散し、世界を笑いの渦に包んだ。

サーフィンの経歴を振り返ると後に東京五輪の会場にも選ばれる千葉県長生郡一宮町に生まれ育ち、8歳でサーフィンをスタート。NSA(日本サーフィン連盟)の全日本選手権優勝を13歳で成し遂げ、同年、JPSA(日本プロサーフィン連盟)公認プロとなる。
2012年、15歳の時にQS湘南オープンで最年少優勝記録を達成と輝かしい成績を重ねる。

海外でも『Vans US Open of Surfing』優勝のほか、日本人初の記録が多く、2012年のNSSA(全米アマチュアサーフィン連盟)で優勝、2013年のWSLワールドジュニアU-20で3位入賞。
更に2015年には世界最高峰の大会CTにワイルドカードで出場、2017年、2018年にもCT出場を果たしている。

(スネークテールのメンバーとしても活躍)
PHOTO:© WSL/Morris

2018年のトリプルクラウンからは五十嵐カノア、グリフィン・コラピントなどのコーチ、スネークことジェイク・パターソンが主導する『スネークテールズ』のメンバーに入り、2019年も主要メンバーとして動画では主役級の活躍を見せていた。
残念ながらスネークは2020年にコーチ業を引退しており、次シーズンのコーチは明らかにされていない。

2018年から2021年まで「ISAワールドサーフィンゲームス」に3大会連続で日本代表“波乗りジャパン”として出場。2019年は村上舜に条件付きの東京オリンピック出場権の座を譲ることとなるも、2020年11月に行われた「第2回ジャパンオープン」で優勝し、五輪最終選考会への最後の切符を掴む。

エルサルバドルで行われた五輪最終選考会「2021 ISAワールドサーフィンゲームス」で、勝てばグランドファイナルとなるリパチャージファイナルで村上舜と直接対決し、見事1位通過。自身のホーム「志田下」で行われる東京オリンピックへの切符を手に入れた。

Photo: ©︎日本サーフィン連盟 NAMINORI JAPAN

・2020 東京オリンピックに出場

2020東京オリンピックに唯一の地元選手として出場。R1ではブラジル代表のイタロ・フェレイラと共にラウンドアップを果たし、次のR3ではペルー代表のミゲル・トゥデラを土壇場で倒してQF進出。
QFではブラジル代表のイタロ・フェレイラに敗れ、5位タイでフィニッシュした。

Photo: THE SURF NEWS / Yasuma Miura

【これまでの主な戦績】

NSA
・2010年 『第45回全日本サーフィン選手権大会』ボーイズ優勝
・2010年 『ALL JAPAN SURFING GRAND CHAMPION GAMES』メンズオープン優勝

WSL
・2012年 QS1スター『Murasaki Shonan Open』優勝
・2015年 QS10,000『Vans US Open of Surfing』優勝
・2017年 QS1,000『Komunity Project Central Coast Pro』優勝
・2018年 QS3,000『Vans Pro』優勝

その他
・2018年~2021年『ISAワールドサーフィンゲームス』日本代表
・2020年『第2回ジャパンオープンオブサーフィン』優勝

■スポンサー・所属

(村上舜と談笑する大原洋人)
PHOTO:© WSL / Masurel

・Hurley(アパレル&ウェットスーツ)
・JSサーフボード(サーフボード)
・Oakley(サングラス)
・Monster Energy(飲料)
・ムラサキスポーツ
・FCS
・STANCE
・glassy&co.

2018年に総合エンターテインメント事業を展開する株式会社アミューズとマネージング契約を締結。

■プライベート〜家族

(姉・大原沙莉は2019年の世界チャンピオン)
Photo: APB / Fronton King Pro

両親と姉の四人家族。ホームは志田下。
1歳年上の姉はプロボディボーダーの大原沙莉で、2019年にワールドタイトルを獲得と文字通りのサーフィン一家。

聖高等学校通信コース卒業。
趣味は釣り。
主に千葉の池でバスフィッシングすることが多いらしいが、海釣りも楽しむ。
都筑百斗プロ、中学の同級生、鈴木新之介さんと運営するYouTubeチャンネル「リトルジャパニーズ」でも池と海での釣りが動画になっている。
なお、この「リトルジャパニーズ」は親友と和気あいあいに運営しており、プライベート感満載でファンには必見の内容だ。

ちなみにInstagramではガールフレンドらしき人も影もちらほら伺える。

■メディア

2015年の『Vans US Open of Surfing』で優勝した際には日本人初の快挙として日本のニュースでも取り上げられていた。
この優勝とCTクオリファイに近づいたことや、東京五輪でサーフィンに注目が集まったことでテレビでの露出も多く、日本におけるサーフィンの知名度向上に大きく貢献。

主なメディアの出演は以下の通り。

2017年10月
NHK系番組「アスリートの魂」に出演。

2017年12月
緊急通報番号118番の周知を目的とした海上保安庁・千葉海上保安部のポスターに千葉の海の顔として起用されることが公表。

2018年1月
スポーツニッポン新聞、月一回連載のオリンピックを目指すアスリートに焦点を当てたコーナー「伝説の胎動」に加藤綾子アナウンサーからのインタビュー記事が掲載。

2018年8月
TBS「炎の体育会TV」に出演。
同番組には高橋みなと、脇田紗良、水野亜彩子、石丸乃晏も出演。

2018年9月
民放テレビ局によるインターネットでのオリンピック公式競技動画配信サイト「gorin.jp」に大原洋人のムービーが公開。
BSスカパー!「Go Only Big ~眞木蔵人 SURF&TRIP~」に出演。

2019年7月
スポーツインターネットメディア「Sports Bull(スポーツブル)」に出演。

2019年8月
ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズvs.西武埼玉ライオンズの試合で、始球式を務めた。

(空海)

▼東京五輪サーフィン特設ページ ヒート表・試合結果も配信!▼

この記事に 関連するタグ

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。