コロヘが五輪を棄権した場合、次点はケリー・スレーターとなる Photo: THE SURF NEWS

コロヘ・アンディーノが足首の負傷でCT豪レッグ4戦欠場、五輪出場の次点はケリー?!

現地時間3月23日、前日に27歳の誕生日を迎えたばかりのコロヘ・アンディーノが、足首の捻挫で4月1日から始まるCTオーストラリアレッグの4戦を棄権するとWSLが発表した。

東京オリンピックのアメリカ代表でもあるコロヘは、今年2月ハワイでのトレーニング中に高位足関節捻挫で負傷。オーストラリア入国後に義務付けられていた14日間の検疫から、今週初めに解放された後、回復具合を確認するために海に入ってみたものの症状が悪化したようだ。

この決定により、4〜5月に行われる予定であるニューカッスル、ナラビーン、マーガレットリバー、ロットネストの4つのCTイベントを欠場することになる。

ファンへのメッセージの中で、彼は次のように書いている。

「今日このアナウンスをしなければならないのは非常に残念だよ。バレンタインデーのスウェルで足首をひどく痛めたけど次のCTイベントには間に合うと思っていた。オーストラリアに来て、隔離期間中さらに回復して、ニューカッスルあるいはナラビーンには間に合うと期待していたんだ。」

「残念ながら隔離期間が終わった数日後、再び同じところを負傷してしまった。アメリカのドクターたちと相談した結果、オーストラリア後のイベントに備える決断をしたんだ。」

「受け入れることはなかなか難しかったけど、みんなのサポートに感謝しているし、できるだけ早く海に戻ってくることを目指すよ。オーストラリアで戦うみんながんばって!見守っているよ。」

4月1日からスタートするニューカッスルでは、現時点でオーストラリア/オセアニアのQSシリーズランキングトップであるマット・バンティングが代わりに出場する。

オーストラリアのQSシリーズで首位のマット・バンティング Photo: WSL

5月26日までのオーストラリアレッグ終了直後には、5月29日から6月6日にエルサルバドルで五輪最終選考の「ISAワールドサーフィンゲームス」が控えており、この結果はコロヘ自身の五輪出場権には影響しないものの、大会出場は必須となっている。

その後も、6月にはCTのブラジル戦、Jベイ戦が開催予定で、7月25日からは東京オリンピックのサーフィン競技が始まる。

万が一五輪までに回復できなかった場合、ISAの五輪出場選考基準によると、コロヘの出場スポットは2019年CTランキングで次点となるケリー・スレーターに割り当てられることとなる。

五輪のアメリカ代表を統括するUSA surfingのグレッグ・クルーズCEOは、コロヘの地元であるカリフォルニアのローカル紙The Orange County Registerに「コロヘの怪我は数ヶ月で回復できるはず。オリンピックには全く問題ない状態で出場できるはずです。」と答えている。

(THE SURF NEWS編集部)

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