(初のJPSAタイトルを獲得した西慶司郎) Photo: JPSA

「ツアーはいかにコンスタントに上位にいるか。グラチャン西慶司郎の安定感」- F+

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なんだかんだ言っているうちに今年ももうあとひと月なわけで、早いなぁ。
先日田原で行われたJPSAの最終戦では男女グラチャンが決まり、メンズは西慶司郎、ウイメンズはルーキーオブザイヤーと同時受賞の松岡亜音。コロナ禍で試合数が少なく、実際に行われたのは4試合、うち3試合のトータルだけど、それでも年間4試合で、まがりなりにもツアーという体裁を整えられたのは国内ではJPSAだけで、う~ん、やっぱJP逆風に強いなぁ、という感じがする。選手としては感謝感謝、足向けて寝ちゃダメだと思う。

グランドチャンピオンを獲得した西慶司郎と松岡亜音 Photo: JPSA

今年1戦目の一宮を見た時点で、今年は慶司郎が取るんだな、と思っていた。確か初戦は3位だったけど、サーフィンの安定感が半端なかったし、それは時折見かける練習でのそれも同じだった。だから鴨川の時に本人にちょっとオマジナイをかけておいた。オマジナイが効いたのかどうか、その鴨川でのクオーターファイナル、追ってくる安室丈とのマンオンマンを征した時点で決まったと言ってもいいと思う。安定とか、勢いというのはそういうものだ。

鴨川で安室丈とのQFを制した西慶司郎 Photo: JPSA

オマジナイ? それは、「グラチャンっていうのは優勝を目指すものじゃなくて、いかにコンスタントに2位を続けるかってゲームなんだよ。だから優勝なんて狙わなくていい。流れが来てるときには自分で手を伸ばしてつかみにいかなくちゃダメなんだよ」と、余計なお世話で言ったのだ。本人は笑ってて、聞いたのかどうかはわからないけど。
そのあと、鴨川2位、最終戦2位。まぁ、そんなに言うこと聞かなくてもいいわけだけど(笑)。

勝負っていうのはなまじ優勝とかに固執するとつまづきがちになるものだ。ツアーというのはマラソンなので、いかにコンスタントに上位にいるかが最重要。優勝は運も必要になるけど、セミ、クオーターは実力で行けるものと心得よ、だ。
3位、5位、2位、2位、コンディションも結構厳しいときが多く、小柄な選手の軽いサーフィンに有利だったし、世代交代を促したいのか、時に十代の若手に甘くなるジャッジだった中、よくやったと思う。まぁ、本人的には優勝でチャンピオン希望だったろうけど、そんなこと考えるとタイトルって取れないものなんだよ。特に初タイトルはね。おめでとう。

F+編集長つのだゆき

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